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滝沢「A。」
『…たきざわさん、』
滝沢「犯人は警察に行ったから大丈夫。」
小西「室ちゃん大丈夫！？あぁ、痛そう…今からでも病院に…！」
痛いのをめっちゃ我慢しながら消毒してもらって、包帯を巻いてもらうと、滝沢さんやマネージャーさんたちがやってきた。
すると蘭さんが心配している風に駆け寄ってきて、私の体が反射的にビクリと震えた。
少しずつ後ずさると、望くんに両肩を持たれて止められた。
山田「その前に。Aちゃんに執拗な嫌がらせをしていたのはあなたですよね？」
小西「え、や、山田くん、何を…？」
『ぅ…望くん、』
小瀧「大丈夫やから、な？大丈夫、俺らおるから」
神山「証拠は揃ってますよ。あんたがAの家に送った脅迫状も、Aの靴に画鋲を入れたのも、映像や指紋が出てんねん。」
神山くんが早口で捲し立てると、小西さんの顔が少しずつ引き攣っていく。
滝沢「警察の方からさっき電話があった。犯人はね、小西蘭、君に雇われてやったと供述しているそうだ。」
小西「なっ、！？」
？？「「失礼します。」」
滝沢「お、優佑、Rico、忙しいのにありがとう。」
滝沢さんから言われてた事実に目を丸くしていると、Aぇのマネージャーの優佑くんと、専属スタイリストで優佑くんの奥さんのRicoさんが慌てて入ってきた。
優佑「いえ、遅くなってすみません。A、大丈夫か？落ち着いたら病院行こうな。」
『うん。』
小西「優佑さん、助けてください！みなさんが私を犯人にしようと…！泣」
Rico「この前話題になった暴露ツイート…あれもあなたよね？アカウント特定できたの。もう逃げられないわよ」
優佑「……近づかないでもらっていいかな。」
小西「そ、そんな、…！」
みんなに拒絶された蘭さんは、絶望の表情を浮かべた。
ぽつりぽつりと話した彼女の心根は、ジャニーズのメンバーにいつでも会える私が憎かったらしい。
警察「小西蘭さん。署まで御同行願います。」
滝沢「よろしくお願いします。」
警察「はい」
警察の人が来ると全ての証拠を先輩たちが提示してみせ、ストーカーをした男は傷害罪とストーカー規制法違反、蘭さんは脅迫罪、名誉毀損罪、傷害罪で逮捕された。
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作者名：しなもんろーる | 作成日時：2022年5月13日 21時
