空色のお姫様【2】 (ページ1)

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衣装合わせページ1

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デビュー曲の打ち合わせの日。
ドキドキしながら打ち合わせを終えると、マネージャーさんから声がかかった。

マネ「A、衣装合わせこの後あるけど大丈夫？」

『うん！大丈夫！しっかり合わせて絞ってるから！』

渡辺「え、俺らは？」

マネ「あー、君らは決まってる笑」

『誰か連れて行っていいって言ってたよね？』

マネ「言ってたけど……」

深澤「ねぇくるちゃん、ふっかさんついてってもいーい？」

岩本「おいふっか、調子乗んな」

深澤「いてっ！」

『んー…だーめ！笑』

深澤「えー！？可愛いから許すけど…」

『だてさま、お願いします！！』

宮舘「え、俺？」

『そう！！だてさま衣装のデザインやってたりするし、いろいろわかるかなって思って……だめ、？』

宮舘「……ふは、いいよ。ついてってあげる」

『ほんとー！？わーい！！』

スタイリストさんはメンバー連れてきてもいいよって言ってくださって…気さくで明るくて、とっても素敵な方だって聞いてる。
私って意外と好きな服と似合う服が違うから、衣装とかよくわかってる舘様にお願いした。

スタイリスト「こんにちは！胡桃Aさんですね？」

『こんにちは！はい、そうです！』

田鍋「私、スタイリストの田鍋りんって言います。CDの衣装は私が担当することになりましたので、よろしくお願いします！」

『こちらこそよろしくお願いします！胡桃Aです、くるちゃんって呼ばれてます！あ、こちらはメンバーの宮舘涼太くんです』

田鍋「あ、初めまして！よろしくお願いします」

宮舘「すみませんお邪魔して…よろしくお願いします」

田鍋さんは康二くんと同じ1994年生まれの26歳で、りんさんって呼ばせてもらうことになった。
男社会で生きてきた私には歳の近いお姉さんがいるのが嬉しくて、ついついテンションが上がってしまった。

田鍋「実際に見たり着たりした方がいいかなって思って、くるちゃんだけ打ち合わせ有りにしたんだけど、大丈夫だった？」

『有難いです…！』

宮舘「この子、自分の好きな服と似合うものが違うことが多いので助かります。着てみると違ったりするからね」

田鍋「そっかぁ……じゃあ骨格とか見てみて、似合いそうなの毎回持ってこようかな？」

『え！いいんですか！？』

田鍋「いいよいいよ！」

マネージャーさんは他のメンバーについてしまって今は3人だけ。
これから先の方針をすりあわせてから、衣装合わせスタートだ。

　