Aぇ!groupの紅一点は、誰にでも愛される最年少でした3 (ページ5)

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あれからどれくらい経っただろう。
泣き止んだ室はスッキリしたのか、立ち上がって外を眺めていた。

大西「落ち着いた？」

『うん。ごめんね風雅。』

大西「ごめんねじゃなくて？」

『…ありがとう。』

大西「ん、よく出来ました。腕、大丈夫なん？あんな動いて」

『んー、ちょっと痛むけど、そんな酷い痛みじゃないから大丈夫やと思う』

大西「ふーん…………じゃあ、今日俺の部屋泊まってな」

『え、』

大西「ほんま……お前なぁ、怪我人1人にさせるわけないやろ。心配やわ。」

『そういうとこ、地味に優しいな、』

大西「なんて？」

『なんでもない！！！笑』

大西「まあええわ。元気になってくれてよかった。」

『……！……今日、風雅がおってくれて良かった。』

大西「ふっ笑……ほな、帰ろか。」

『うん…！』

今日1番の笑顔を見せる室。
それを見つめる大西の眼差しは、誰よりも優しかった。

ジャニーズ唯一の女性アイドル、室A。
彼女の笑顔の裏には、沢山の葛藤があった＿＿＿＿＿

　