森本家 森本Side ページ12
．
「ありがとうございましたー」
マネ「はーい」
仕事終わりにマネージャーに家まで送って貰うと、部屋の電気がついている気がする。
おかしいなーなんて思いながら、鍵を開けて中に入る。
「ただいまー……って誰もいないけど。」
『おかえりー！！！！！！！』
「………………………………ん？」
誰もいないはずの家から、声が聞こえる。
不思議に思っていると、中からドタドタ！と音がして、声の主が現れた。
「A！？！？」
『慎ちゃんおかえり！！お疲れ様！！』
「え、え！？なんでAがいんの！？」
『んふふ、びっくりした？ドッキリ大成功！』
思いっきり飛びついてきたAを受け止めながら、俺は大パニック。
来るなんて聞いてないよ！？
「え、どうしたの？」
『明日オフって聞いたから遊びに来た！…………あかんかった、？』
キュルキュルの目で下から覗かれたら、可愛すぎてもうなんでも許せてしまう。
「ううん、ダメじゃないよ！慎ちゃんに会いたくなっちゃった？笑」
『……うん、最近会えてないから寂しかった』
「……………………はぁ、可愛いねほんとに」
『あ！慎ちゃんお腹すいてる？ご飯作ってんけど…』
「え、まじ！？めっちゃすいてる！」
『よかったー！今日はハンバーグです！』
「うぉー！めっちゃ美味しいやつじゃん！」
嬉しそうにぴょんぴょん跳ねるAは、久しぶりに俺に会えて相当嬉しいらしい。
こんな可愛い妹、誘拐されないか心配になる。
Aが作ってくれたハンバーグはまじで美味くて、幸せな気分になった。
メンバーにも写真送って自慢しといた。
「ご馳走様でした。」
『お粗末様でした！完食やね慎ちゃん！』
「だって美味かったもん笑ありがとね、作ってくれて」
『うん！』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 776人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しなもんろーる | 作成日時：2022年8月28日 19時
