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七時になると、二卓のテーブルは、モリーおば様の腕を振るったご馳走がいく皿もいく皿も並べられ、重みで唸っていた。
紺碧に澄み渡った空の下で、12人が食卓についた。
テーブルの一番端で、パーシーがおじ様に鍋底の報告書について話していた。
真ん中では、おば様がビルのイヤリングのことで言い合っていた。
モリー「そんなとんでもない大きな牙なんかつけて、まったく、ビル、銀行でみんななんと言ってるの？」
ビル「ママ、銀行じゃ、僕がちゃんとお宝を持ち込みさえすれば、誰も僕の服装なんか気にやしないよ」
モリー「それにあなた、髪もおかしいわよ。私に切らせてくれるといいんだけどねぇ……Aも嫌でしょう？」
フレッドとジョージに挟まれて、目の前のチャーリーと一緒にクィディッチの話で盛り上がっていたので、話を振られてAは驚いた。
がしかし、周りのみんなはAの返答が気になるようだった。
『私は好きですよ、とても似合ってると思います。大人っぽくてかっこいいわ』
ビル「Aは優しいね、ありがとう」
『ふふ、どういたしまして』
モリー「……まぁ、Aが言うなら…」
モリーおば様はあまり納得していなかったが、似合っているのもかっこいいのも事実なので素直に伝えると、両端の双子が騒がしくなった。
フレッド「じゃあ、俺達も髪伸ばそうか！？」
ジョージ「大人っぽいだろ！？」
『はぁ……2人は今のままでいいわ、"大人っぽい"には程遠いもの』
Aが肩を竦めて言うと、目の前のチャーリーはぷっと吹き出して、大笑いした。
チャーリー「A、君って最高！フレッドやジョージが羨ましいよ」
『チャーリーにそう言って貰えるなら、2人の相手も悪くないわね…』
心底羨ましそうにボヤくチャーリーに、Aは少し嬉しそうに呟いた。
それを聞いた双子は、チャーリーだけはやめておけ、ドラゴンが恋人だ、なんて言っていて面白かった。
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しなもんろーる(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます！これからも絡ませていくつもりなので、ぜひお楽しみに！お気遣いありがとうございます泣 さらさんも体調には気をつけてお過ごしください… (2022年3月8日 0時) (
レス) id: 90f5e9193b (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！お話凄く大好きです！！私はウッドと双子が大好きです！！ウッドとの絡みが多くて最高でした！！これからお話の続き楽しみにしてます！！コロナで大変ですがお体には気を付けてくださいね！！ (2022年3月4日 1時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しなもんろーる | 作成日時：2022年2月23日 22時
