34 ページ35
．
フレジョ「「ご冗談でしょう！」」
両隣のフレッドとジョージがそう言うと、ずっと大広間に張り詰めていた緊張が、すぐに解けた。
ほとんど全員が笑いだし、ダンブルドアも絶妙のかけ声を楽しむように、フォッフォッと笑った。
ダンブルドア「ミスター・ウィーズリー、わしは決して冗談など言っておらんよ」
ダンブルドア先生は、またオホンと咳払いをして続けた。
ダンブルドア「ボーバトンとダームストラングの校長が、代表選手の最終候補者を連れて十月に来校し、ハロウィーンの日に学校代表選手四人の選考が行われる。ホグワーツ、ボーバトンから一人ずつ、ダームストラングから二人選出されるのじゃ。そして、優勝杯、学校の栄誉、そして選手個人に与えられる賞金一千ガリオンを賭けて戦うのに、誰が最も相応しいかを、公明正大なる審査員が決めるのじゃ」
フレッド「立候補するぞ！」
ジョージ「俺もだ！」
両隣で双子が、栄光と富とを手にする期待に熱く燃え、顔を輝かせていた。
しかしそのとき、ダンブルドア先生が再び口を開き、大広間はまた静まり返った。
ダンブルドア「参加三校の校長、ならびに魔法省としては、今年の選手に年齢制限を設けることで合意した。17歳以上の生徒だけが、代表候補として名乗りをあげることが許される。このことは、やはり試合の種目が難しく、危険であることから、必要な措置であると、判断したがためなのじゃ」
ダンブルドア先生が話し終えると、ガタガタ、バタバタと騒々しい音を立てて、全校生徒が立ち上がり、群れをなして玄関ホールに出る二重扉へと向かった。
ジョージ「そりゃあ、ないぜ！」
フレッド「俺たち、4月には17歳だぜ。なんで参加出来ないんだ？」
『ダンブルドア先生が仰ったでしょう？選考の時期にはまだ17歳じゃないからよ』
棒立ちになってダンブルドア先生を睨みつけていた双子に向かってAが言うと、双子は不機嫌そうにこちらに向いた。
――――――――――――――――――――――――
作者より
今後のお話の関係で、代表選手の数を一人増やしています
苦手な方はご自衛ください
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 301人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しなもんろーる(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます！これからも絡ませていくつもりなので、ぜひお楽しみに！お気遣いありがとうございます泣 さらさんも体調には気をつけてお過ごしください… (2022年3月8日 0時) (
レス) id: 90f5e9193b (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！お話凄く大好きです！！私はウッドと双子が大好きです！！ウッドとの絡みが多くて最高でした！！これからお話の続き楽しみにしてます！！コロナで大変ですがお体には気を付けてくださいね！！ (2022年3月4日 1時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しなもんろーる | 作成日時：2022年2月23日 22時
