閑也 ページ9
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カメラマン「自然体の写真を撮りたいから自由にやっていいよ!」
今日の雑誌のペアは閑也。
閑也と私の撮影は基本、自由にやってねスタイル。
今日は何をしようかと2人で悩む。
「どうする?」
『うーん……ファンの子喜ぶからカップルっぽいのする?笑』
「そうしよ笑」
私が床に座って、閑也の頭が足に乗っかる。
閑也に膝枕をしすぎたからか、免疫がついたばかりかふわふわの髪を触ってしまう癖までついてしまった。
『今度高校の同窓会あるらしいよ?』
「らしいね。Aは行く?」
『うーん、、今のところ悩んでる。』
「俺も一緒(笑)」
私と閑也は高校3年間クラスが一緒で、何をするにもずっと一緒だった。
閑也がバスケ部を創設した時だって、私はマネージャーとして入部したし、体育祭や文化祭も一緒に行動してきた。
その代わり、クラスの人の印象がほとんど無い(笑)
「行かなくてもいいかな、とは思ってるよ。仕事あるだろうし」
『そうだよね……あ、いいこと思いついた』
「なに?」
『2人で同窓会しようよ。仕事終わりに』
「2人ですんの?(笑)」
『そう!どう?結構名案だと思うんだけどなー』
「Aさ、姐さんとか言われてるけど、思いつくこと変だよね」
『うわ、失礼しちゃう。』
しめちゃんに同じこと言われたら多分100%喧嘩になってたと思うけど、閑也に言われても実は図星だから喧嘩にならない。
私が実は甘えるの好きなのもバレてるらしい。
「はは(笑)いいよ、しようよ同窓会」
『え、ほんと!?』
「うん。仕事終わりそのまま行こっか」
『やった!ありがとう閑也!ちなみにこの前行った焼肉がいいな!』
「早いんだよ決めるのが(笑)」
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作者名:しなもんろーる | 作成日時:2023年3月12日 14時