【プロ野球】Campanella【短編集】

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甲斐野央




そして3回目のお話しする機会。
意外な場所だった。
休日。
買い物中。
ショッピングモール。

｢あ、A、さん？｣

｢え？｣

急に声をかけられたと思ったらそこには央くんが。
オフだったのでゆっくり散歩ついでに歩いていたらしい。
そしてせっかくなのでお買い物を手伝ってもらうことに。いいよ、って言ったんだけどお願いします！なんて言われちゃったら(笑)

｢じゃあ央くん、にんじん取ってきてもらっても？｣

｢はい！｣

元気よく返事をすると走ってにんじんを取りに行く央くん。可愛いなぁ(笑)

持って帰ってきた央くんは両手でにんじんを持ったまま隣に来た。なかなかカゴににんじんを入れない。






｢あの、ずっと前から好きでした！いや、ずっと前ってほど前じゃないかもだけど、、｣

急にどうした央くん！！！

｢入寮の時から綺麗だなって、可愛いなって思ってました。一目惚れっぽいけどちゃんとAさんの優しいところとか、内側にも惚れました。お願いします！｣

ぺこりとお辞儀をする。
少し早口になりながら告白する央くん。

｢ふふっ(笑)｣

｢え？｣

ついつい笑い声が漏れる。

｢だって、にんじん持ちながら言ってる央くんが可愛くて。しかもにんじんをお花代わりに｣


それを理解した瞬間真っ赤になる央くん。
にんじん片手にわたわたしている。

だからそっとそのにんじんを受け取って。

｢え？｣

｢まずはお友達から、よろしくお願いします｣

一瞬ぽかんとした後、満面の笑みに変わる央くん。



やっぱり可愛い央くん！！！





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少々長くなりました。
ご期待とは若干違うものができてしまったかも知れません。
ありがとうございました！
追記:呼び方に矛盾が生じていたので修正致しました。

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