何度でも (ページ2)

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side砂原

俺は、もうすぐ南スーダンへ行く予定。マスクルージ

ュの活動のために、俺の命と人生をかけるつもりでい

る。

でも、どうしても心残りなのが、立花だ。

あいつは、俺が初めて好きになった奴。少し、いや、

すげ～トロいけどすごく真面目で、芯が真っ直ぐで、

今まで見てきた中で最高の女性だ。あいつ以外の女を

もう好きになれないほど、いい奴。そんな立花を、俺

は護りたかった。

それで、告白したが、振られた。俺って、何度振られ

たら気が済むんだよ…流石に俺でもヘコむぜ？

でも、立花に負担をかけてしまったと思ってる。だか

ら、俺を忘れてもらおうと努力もした。それで、突き

放したり…だが、俺も全然忘れることなんて、出来な

かった。

立花に会いてぇ…。

気づけば、もう会わないと決めたことのはずが、どう

してもまた会いたいと思ってしまう。あぁ、重症だな

俺は。本当にあいつのこと、恥ずかしいくらいという

より、全世界で公開してもいいくらい好き、大好き

だ。それは言いすぎたか…ははっ、若武みたいになっ

ちまったじゃんか。

…会いに行きてぇ…もう一回。どうしても、最後でもいいから…立花。

もう一回だけ……。