☆負け犬の遠吠え ページ40
彼らが帰ってきてから1週間
私の部屋には賑やかな声が響いていた
辰「なー。これ全部運んじまっていいのか?」
段ボールを3つくらい重ねたものを持ち上げようとする長幸
貴「ガムテープまでしてあるのは持ってっていいよ!剛保!!下着のやつは触んないでお願いだから!」
巳「えー…減るもんじゃないしいいじゃ…ごめん
。兄貴、お願いだから睨まないで」
私達は引っ越しの準備をしている
誰のって?
私のだよ
あの日、窓は凍って割れるし、扉は八つ裂きになるしで翌朝、管理人さんに見つかって凄く怒られた。
まぁ、怒られるだけでは済まず結局マンションを追い出されることになってしまったのだ
巳「でもよー。結局、被害額は全部俺らが負担したんだぜ?丑の旦那はなーんにも払わず。」
扉を壊したのはアイツなのによ…とぶつぶつ文句を言う剛保
辰「仕方ないだろ。仮にもアイツはAを救ってくれた一人だ。そんなことグダグダ言ってる暇があったら早く俺様達の家に荷物を運べ」
そんでお前は家から出てけなんて長幸に言われて更に拗ねる剛保
彼らの言うとおり私が引っ越す先は二人が暮らしているマンション
つまり今日から昔みたいに三人で暮らすことになる
するといきなり剛保が悪巧みを考えてる顔をする
巳「ひどいなー。お兄ちゃん。結婚しよう宣言してから、もう夫婦気取りかよ」
普通は付き合ってから結婚するもんだろー
とか言い、からかいだした。
赤くなる私の顔とは対照的に
爽やかな顔の長幸
あれ?てっきり怒ると思ったんだけど
そう思ってると
辰「あぁ、負け犬の遠吠えな」
これ以上ないと言うくらいの見下した顔をした
巳「てめぇ!勝ったからっていい気になってんなよ!」
それに反論する剛保
?
貴「なんか、勝負でもしてたの?」
私がそう聞けば今度は長幸がニヤニヤして
剛保が焦りだす
辰「そうなんだよ。コイツもお前が好…巳「あああああああ。何も聞こえねぇ!!俺が兄貴に負けることなんてねぇ!!」あぁ!?」
いきなり喧嘩が始まってしまった
その様子を見ていて微笑ましい半面
溜め息が出てくる
ちらっと机においてある手紙を見る
この二人忘れてないよね
いまだに喧嘩を続けてる二人に声をかける
貴「夕方までには終わらせないと夜からの飲み会!間に合わないよー」
そう。
引っ越しの準備が終わったら夜から十二大戦参加者、全員で飲み会が待っているのだ。
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ゼパル・ガルベスク(プロフ) - ありがとうございます!!製作頑張って下さい!!! (2018年1月7日 22時) (レス) id: cd90d12388 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - ゼパル・ガルベスクさん» ありがとうございます。とりあえずは十二大戦対十二大戦、制作中です!推しは死んでほしくないですよねー。私も断罪兄弟には生きててほしいです。寝住君、最後まで生きてるのは厳しいですがちょっと検討させていただきますね! (2018年1月6日 20時) (レス) id: 859d1c4f36 (このIDを非表示/違反報告)
ゼパル・ガルベスク(プロフ) - 完結おめでとうございます!!次は十二大戦対十二大戦ですか……寝住くん好きだし、フレンド・シープの能力が催眠術だから寝住くんには生存ルートを進んで欲しいなって思ってる自分がいます…やっぱりアレですよね、自分が好きなキャラには生きていて欲しいもんですよね (2018年1月4日 21時) (レス) id: cd90d12388 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - ありがとうございます!検討中ですが出来たら書かせて貰おうと思ってます(*´∀`)♪ (2018年1月4日 17時) (レス) id: 859d1c4f36 (このIDを非表示/違反報告)
あづち(プロフ) - ほんとの完結おめでとうございます!!次の十二大戦対十二大戦楽しみにしています!!(((^-^))) (2018年1月3日 22時) (レス) id: b9233c7e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒猫 | 作成日時:2017年12月16日 23時