●現れない ページ30
誰かが頭を撫でるそんな感覚で目を覚ました
ここは、どこ
夢？
それとも天国？
子「猫のお姉さん」
やけにハッキリと聞こえる声
目の前には子の戦士
見渡せばここは私の部屋だった
貴「！？」
ガバッと布団から飛び起きると彼のおでこに直撃する
貴子「「痛いっ！！」」
ヒリヒリするおでこを擦りながら聞く
貴「どーゆー状況なの…？」
同じくおでこを擦りながら言う彼
子「俺が願った。猫のお姉さんの命を救ってくれって」
へ？
たった一つの願いを？
私なんかのために？
だって、と続ける彼
子「あんたがいないと他の戦士が生き返ったって意味がないだろ」
これは俺の自己満足かもしれないけどなんて
言う彼にお礼を言う
貴「少なくともその自己満足で私は今、ここに生きてる。本当にありがとう」
子「夢なんて願うものじゃない…自分で見つけるものだから」
そう言い嬉しそうにする彼
どうやら“あの日“からもう二週間が経ったらしい
その間ずっと彼は私の元へ通っていたんだと聞かされた
子「猫のお姉さんの願いもきちんと叶えてくれるって」
ドゥデキャプルの言うことが正しいのなら三週間後。再び私は彼らと再開することになる
貴「そっか…良かった。」
やっと終わったんだ
やっと会えるんだ
私の顔をみて良かったね。猫のお姉さんと言う彼
貴「寝住君。もう戦いは終わったの。私は時の戦士、時雨Aだよ」
そうかと呟く彼
子「なら、Aお姉さんってことで」
少し照れるな
身体を動かすとどこも痛くなかった
記憶もそのまま残ってる
貴「とりあえず、お礼にご飯でもごちそうしようかな。」
ちょっと待っててね
チーズ料理でお願いねなんて言う声を聞きながら
キッチンに向かい料理を作り始める
その日、久しぶりに誰かと食事を食べた
随分懐かしい
三人で食べてたあの頃を思い出す
次はお兄ちゃんと寅ちゃんも一緒に食べれればいいな…なんて
それから3週間彼と毎日過ごした
一人にしたら危なそうだって
普段は学校があるから夕方からだけど
それでも彼らがいない時間を埋めてくれるには丁度良かった
ありがとう“墨野君“
・
・
・
あれから３週間私は取り乱していた
貴「なんで！！なんでよ！？」
子「落ち着いて！Aお姉さん！！」
貴「なんで…なのよっ」
泣き崩れる私を抱き締める寝住君
何故かって？
約束の0時を過ぎても彼らは現れなかったからだ
貴「長幸…っ会いたいよ」
涙がとまらない
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ゼパル・ガルベスク(プロフ) - ありがとうございます！！製作頑張って下さい！！！ (2018年1月7日 22時) (
レス) id: cd90d12388 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - ゼパル・ガルベスクさん» ありがとうございます。とりあえずは十二大戦対十二大戦、制作中です！推しは死んでほしくないですよねー。私も断罪兄弟には生きててほしいです。寝住君、最後まで生きてるのは厳しいですがちょっと検討させていただきますね！ (2018年1月6日 20時) (レス) id: 859d1c4f36 (このIDを非表示/違反報告)
ゼパル・ガルベスク(プロフ) - 完結おめでとうございます！！次は十二大戦対十二大戦ですか……寝住くん好きだし、フレンド・シープの能力が催眠術だから寝住くんには生存ルートを進んで欲しいなって思ってる自分がいます…やっぱりアレですよね、自分が好きなキャラには生きていて欲しいもんですよね (2018年1月4日 21時) (レス) id: cd90d12388 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - ありがとうございます！検討中ですが出来たら書かせて貰おうと思ってます(*´∀`)♪ (2018年1月4日 17時) (レス) id: 859d1c4f36 (このIDを非表示/違反報告)
あづち(プロフ) - ほんとの完結おめでとうございます！！次の十二大戦対十二大戦楽しみにしています！！(((^-^))) (2018年1月3日 22時) (レス) id: b9233c7e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒猫 | 作成日時：2017年12月16日 23時
