◯無駄にしない ページ17
貴「長幸っ」
辰「なんだよ。情けない声だして」
本当に彼は私のヒーローだ。
いつも、私が困っていると助けに来てくれる
いきなり現れた兄に戸惑う弟
だって、私から獣石を奪うこと
邪魔する戦士も殺すこと
同時に二つのことが重なってしまったんだもの
腕が緩むのを感じ剛保のお腹を思い切り蹴りあげた
後ろに吹っ飛びよろけながらも立ち上がる死体
辰「ごめんな。剛保…」
長幸はそう言った後に剛保の足を凍らせた
身動きが取れずじたばた暴れる彼
凍った足は氷のように粉々に砕けてしまった
簡単に立ち上がれなくなり暴れている
結構、心にくるな…
とりあえずお礼を言わないと
貴「長幸、ありがとう。本当に私にとって最高のヒーローだよ」
そう言えば
辰「当たり前だろ。」
なんて当然のように返事が帰ってきて頭を撫でられる
凄く。落ち着く。
貴「そろそろ、寅の戦士が来るよ」
戻って
名残惜しそうに足を地面から離す彼
辰「また助けにくるからな」
貴「うん。」
どんどんまた長幸の姿が小さくなっていく
寅「おーい。」
彼が消えたと同時に聞こえる声
遠くから歩いてくる寅の彼女
その返事に答えるように振り向く
そんな私だが
もう、長幸とはきちんとした形で会えないのを
知るよしもなかった。
・
・
・
寅「なるほどね…」
剛保の様子を見て呟く寅
寅「お前のヒーローが助けてくれたんだろ？」
どうやらお見通しみたい
貴「さぁね」
適当にはぐらかすといきなり寅は
貴「何してるの！？」
いきなりの行動に戸惑っていると
寅「武器は使えなくした方がいいと思って。
どうせ中身はアルコールみたいなもんだろ？」
全然違うよ
てゆーか、身体の具合が悪くなっても知らないよ
貴(本当…酔うことしか考えてないな)
苦笑していると
立ち上がってくる剛保
足が粉々になっても立ち上がれるって
貴「どうなってんの」
仕方ないな
折角、長幸がくれたチャンス
貴「無駄になんかしないよ」
寅と一緒に戦闘態勢に入る
貴寅「「！！」」
すると私達の目に入ってきたのは
剛保の腕が吹っ飛ぶ光景
その光景と同時に再び倒れる死体
寅「お前…」
そこに立っていたのは
丑「A…やっと見つけた」
貴「お兄ちゃん…」
紛れもなく私の兄である
丑の戦士だった
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ゼパル・ガルベスク(プロフ) - ありがとうございます！！製作頑張って下さい！！！ (2018年1月7日 22時) (
レス) id: cd90d12388 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - ゼパル・ガルベスクさん» ありがとうございます。とりあえずは十二大戦対十二大戦、制作中です！推しは死んでほしくないですよねー。私も断罪兄弟には生きててほしいです。寝住君、最後まで生きてるのは厳しいですがちょっと検討させていただきますね！ (2018年1月6日 20時) (レス) id: 859d1c4f36 (このIDを非表示/違反報告)
ゼパル・ガルベスク(プロフ) - 完結おめでとうございます！！次は十二大戦対十二大戦ですか……寝住くん好きだし、フレンド・シープの能力が催眠術だから寝住くんには生存ルートを進んで欲しいなって思ってる自分がいます…やっぱりアレですよね、自分が好きなキャラには生きていて欲しいもんですよね (2018年1月4日 21時) (レス) id: cd90d12388 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - ありがとうございます！検討中ですが出来たら書かせて貰おうと思ってます(*´∀`)♪ (2018年1月4日 17時) (レス) id: 859d1c4f36 (このIDを非表示/違反報告)
あづち(プロフ) - ほんとの完結おめでとうございます！！次の十二大戦対十二大戦楽しみにしています！！(((^-^))) (2018年1月3日 22時) (レス) id: b9233c7e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒猫 | 作成日時：2017年12月16日 23時
