◯約束 ページ11
辰「お前ここで何してんだ！！」
長幸が大声をあげる
随分お怒りのようだ
貴「そんなに大声出さないでよ」
大きく肩をすくめる私
辰「何で十二大戦に参加してやがる」
貴「何でって、私のとこにも来たの。招待状が」
辰「十二支じゃないお前には関係ないだろ！」
貴「そんなこと言ったって推薦されちゃったんだから仕方ないじゃんか」
辰「誰にだよ！」
貴「丑の戦士」
辰「は？」
一気に質問してきたのにお兄ちゃんの名前を
出したら黙ってしまった長幸
辰「なんで丑の旦那がお前を推薦するんだ？」
ちなみに彼は私の兄が丑であることを知らない
言うしかないか…
貴「私の本当の名前は樫井A。お兄ちゃんは樫井栄児。兄弟なの私達」
そう言えば更に混乱する長幸
辰「じゃあ、本当の家族ってことか？でも、なんで。お前はあの事件から会ってなかったんだろ？」
貴「直接はね。一度だけ戦場に足を運んだりはしたけど」
辰「なんで黙ってたんだよ！」
顔がとてつもなく怖い
貴「その時は二人ともどっかの製薬会社との契約とかなんかでいなかったし」
言うタイミングが無かったんだもん
辰「はぁ…このバカA。」
と呆れられながらデコピンされる
貴「痛っ」
少しは冷静になったのか
でも、と続ける彼
辰「おかしくねぇか？こんなとこにお前を呼んだら妹を殺すようなもんだぞ」
それでも
貴「それでも会いたかったらしいよ。守ってやる。二人で優勝するために協定を結ばないかって言われた」
辰「！」
長幸の顔が曇る
辰「それで、協定は結んだのか」
まさか、そんなわけないでしょ
貴「断ったよ。だって私は長幸と剛保を守るために来たわけだし」
そう言えば今度は泣きそうな顔になる彼
表情がコロコロ変わるな…
不意に顔を近づけられる
貴「ちょっ…どうしたの？」
辰「俺様が…」
俺様が？
辰「俺様がお前を守るから。絶対に。
だから、一人でどうにかしようとか思うな」
そう言い私の頭を撫でる
私は二人を守りに来たのにな
なんだろう。こんな時に不謹慎かもしれないけど彼のこうゆうとこが凄く好きなんだって実感した
なんか、幸せな気持ちでいっぱいだ
お返しにと言わんばかりに
長幸の首に手をまわし思い切り抱き締める
辰「おいっ…」
少し焦る彼。そんなとこも可愛い
貴「私も絶対に貴方を死なせない」
辰「っ！あぁ…約束だ」
そう言ってお互いに顔を見合わせる
月明かりに照らされた二人のシルエットが
重なった
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ゼパル・ガルベスク(プロフ) - ありがとうございます！！製作頑張って下さい！！！ (2018年1月7日 22時) (
レス) id: cd90d12388 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - ゼパル・ガルベスクさん» ありがとうございます。とりあえずは十二大戦対十二大戦、制作中です！推しは死んでほしくないですよねー。私も断罪兄弟には生きててほしいです。寝住君、最後まで生きてるのは厳しいですがちょっと検討させていただきますね！ (2018年1月6日 20時) (レス) id: 859d1c4f36 (このIDを非表示/違反報告)
ゼパル・ガルベスク(プロフ) - 完結おめでとうございます！！次は十二大戦対十二大戦ですか……寝住くん好きだし、フレンド・シープの能力が催眠術だから寝住くんには生存ルートを進んで欲しいなって思ってる自分がいます…やっぱりアレですよね、自分が好きなキャラには生きていて欲しいもんですよね (2018年1月4日 21時) (レス) id: cd90d12388 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - ありがとうございます！検討中ですが出来たら書かせて貰おうと思ってます(*´∀`)♪ (2018年1月4日 17時) (レス) id: 859d1c4f36 (このIDを非表示/違反報告)
あづち(プロフ) - ほんとの完結おめでとうございます！！次の十二大戦対十二大戦楽しみにしています！！(((^-^))) (2018年1月3日 22時) (レス) id: b9233c7e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒猫 | 作成日時：2017年12月16日 23時
