【gt】続_普通のJDがゾンビから守ってもらう話。 (ページ27)

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脱出　3 ページ27

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パチと目を開けると、私は見知らぬ部屋にいた。

実験部屋のような、コポコポと音がする。

私はソファーの上でぐちつぼさんに膝枕をしてもらいながら寝ていたようだ。

あ、頭の傷ももう痛くない。

みどりくんの手当てかなあ。いつもすぐ治るんだよね。

私は安心してもうひと眠りしようと抱き枕のように側にあったものに抱きついた。

tr「あのー、いちゃいちゃするのやめてくれません？」

その声を聞き、ソファーの周りを見るといつもの仲間達が座ったり寝転んだりしてこっちを眺めていた。ニヤニヤしながら。

ぐちつぼさんは、顔を真っ赤にしてただ前を見つめていた。

「っっは！！！ごめん！！！！！」

私は飛び起きてぐちつぼさんから離れようとしたが、すぐに頭がズキズキし、またソファーに倒れ込んでしまった。

gt「いんだよ。俺が枕役に任命されただけだならよ。」

「…。ここは？どうなったの？」

私は、経緯を説明された。
あの男が逮捕された後、私はどうやら頭の出血で倒れ、すぐにみどりくんに手当てをしてもらったみたい。

私は当分安静に。
アジトに帰る選択肢ももちろんあったが、その前に、みどりくんがこの研究室をお借りしてワクチンの開発を進めることにした。

ここには、たくさんの今まで集めたサンプルが残っている。それに…。

md「あいつが途中まで作ってた不老不死の薬？あれが結構使えるんだよね。さすが元博士。」

なんて言いながら、ワクチンの開発に夢中になっている。

あの男も、あんなに頭がおかしくなければ人類にとって偉大な人になっていたのかな。

rd「んで、俺らはみどりくんと、ソファーでスコスコ寝てるAちゃんの側で会議してたって訳。ここはちょっと闇が深い場所でね。

俺らは見たんだけど、途中でゾンビがたくさんいる檻があって、その人達はこの博士の実験台にされた…この町の住人なんだよね。」

…え？