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脱出 ページ25

gt「っっっっっ!」

俺は思わず叫んで抱きしめてしまいそうになるが、Aに静かにしろと怒られてしまう。

彼女は、どうやら俺の拘束具を切って外している最中だった。仕組みも簡単な物だった様子。

俺は、1番後ろの席に座っていたので前にいる白衣の男やらっだぁ達からは見えていない。

俺はまだ拘束されているフリをして、泣き真似をしながらAの方に頭下げた。



「あ、あのね、説明している暇はないんだけどとりあえず私がみんなの拘束をスキを見て外していくから。全員の拘束が外れたら、ぐちつぼさんが合図をして、一斉に飛びかかる。私がそれを皆に伝えていくね。」


コソコソ声でAから伝えられると、俺は小さくコクンと頷いた。

白衣の男はまだ余韻に浸っているようで、映像をなんども巻き戻しながら笑っている。

その隙に、Aが全員の椅子の後ろに回って拘束具を外していった。

Aが側に来る度全員一瞬目を丸くして驚いている。
そりゃそう、下着姿だからなぁ。

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作者名:ももこもも | 作成日時:2021年1月31日 10時

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