真実 2 ページ22
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白衣の男「さあ、皆さんに私の研究結果を報告しようじゃないか。」
俺たちは椅子に座らされたまま拘束され
なにやらモニターの様なものが前に映し出された。
白衣の男「単刀直入に言おう。私は不老不死がほしい。」
これまで、勤勉でまあ普通のサラリーマンのような男だったが、急に狂気を感じゾッとした。
あぁ、これ、言葉通じる相手じゃない。そう思った。多分みんな思ってるな…。たらこ、その顔やめろ。
白衣の男「まあ、不老不死がほしいと言っても、そんなに簡単な話じゃない。どうすればいいかな?そんな時に出てきたのが、ゾンビだ。」
モニターにゾンビの映像が流れる。
…こいつわざわざ編集したの?
白衣の男「ゾンビは凄いものでね。死してなお食物を求め彷徨う。襲う。なんてすごい力だ。しかし、美しく、ない。
私は、美しくありたい。そこで、ゾンビの血を使えば不老不死の力が手に入るのでは?と考えた。
たくさん研究し、ゾンビの様な存在になり、だけど知能も美しさもある。そんなクスリを作ろうとした。
しかし、そこで必要だったのが、『抗体』なんだよ。ゾンビに変わってしまう時に抗う力…。」
そこまで聞き、俺たちは震えた。
モニターに、毛布で包まれた何かが映った。
人の様な…もの。
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作者名:ももこもも | 作成日時:2021年1月31日 10時