町 3 ページ14
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gt「なんか…動き辛え服だな…。」
俺達が渡された服は、恐らくこの街に馴染めるように用意された町民の服だった。
白いシャツにループタイ。そして細身の茶色いズボンに先の丸いブーツ。
こんな服はまじで着たことねえから居心地がすこぶる悪い。
tr「ぐっちさん似合うじゃ〜ん。あ、帽子ある。俺帽子被ろ。」
ar「お前その格好だと探偵少年みてえだな。」
tr「あろえだって、ずっと小説持って歩いてそうな格好だよ。」
ky「Aが着替えたらさっさと行くぞ。」
ge「なんかきょーさん、バーとかででっかいビール飲んでそう。」
ky「あ?うるせえ。」
なんて他愛もない話をしていると、Aが車の中から降りてきた。
gt「お前遅…。」
「す、すみません。1人で着るの難しくて。」
rd「うわ〜。めっちゃ普通の女の子。可愛い。」
いつも、雑に結んでいる1つ結びを三つ編みにして、軍服とはかけ離れたレースの着いたワンピース。
tr「やっぱ、軍服とかより、そういう服の方が似合うよね。ぐっちさん。」
gt「まあ、マシになったんじゃね?田舎娘みたいで。」
俺がそう言うと、彼女は少しムッとした表情になる。
あいつは、なんでも似合うに決まってるだろ。
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作者名:ももこもも | 作成日時:2021年1月31日 10時