一緒にどうぞ ページ33
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「うー…」
久しぶりに呑んだからか、悪い酒だったからか。珍しく少し二日酔いした。スマホを見ると、昼の12時。
キッチンに行って水を飲み、シャワーを浴びると頭痛はマシになった。あー、そうだ。りくに連絡しなきゃな。
キヨ今日は遊べるぞ!午後空いてるか?
りくあいてるよ
りくお昼ごはんたべたらいくね
昼…か。腹減ったな…めんどくせーけど何か買いに行くかあ…その時、
りくママが、お昼よかったらいっしょにどうぞだってー
えっ！！何それ超ウレシイんですけど！
キヨ行きます!!
相手がりくなんだかAさんなんだか混乱したまま即返信し、慌てて服を選んで髪をセットした。
エレベーターが12階に着くと、途端に心臓が落ち着かなくなる。実にオレらしくねえ。でも、このアツくなる感じが堪らなく気持ちいい。
…ふと、昨夜の2人が脳裏を過る。オレのしてる事は、アイツらと変わらないのか？あのクネクネ女とオレの立場は、一緒なのか？…違う、絶対違う。…今は。
頭を振ってA家のチャイムを押すと、中からバタバタと足音が聴こえて、競うようにりくとりんがドアを開けて飛び出してきた。自然と顔が綻ぶ。
「きよーーー！！いらっしゃいませ！」
キ「おう、元気そうだな、りん」
りく「キヨ、上がって！」
飛びつかれるままに抱き上げて、りくにもピッタリマークされながらリビングに向かう。
キ「お邪魔します」
キッチンにいたエプロン姿のAさんと目が合い、また心臓が煩くなる。顔を見られただけで、こんなにも満たされるなんてな。
A「いらっしゃい。あの、招待するようなご馳走でもなんでもないんだけど…」
恥ずかしそうにテーブルに焼きうどんや味噌汁、煮物なんかを並べた。いい匂い。
キ「めっちゃ美味そう！りく、りん、手洗ったか？いただこうぜー」
4人で手を合わせて、囲む昼飯。オレが父親なんじゃないかと、勘違いしてしまう程自然な時間。
…だけどふと見れば、飾ってある家族写真の中で微笑むのはオレじゃなくて、昨夜女とイチャついてたあの男だった。
キ「…旦那さん、いつまで大阪に？」
A「んー…今、向こうにも事務所を構える準備をしてて、月の半分あっち行ってるから…今回はどうかな？ハッキリした事は教えてくれなくて」
諦めたような顔で笑うAさんに、全てをぶちまけて攫ってしまいたくなる。
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いりや(プロフ) - 凛さん» ありがとうございます、そのコメントに私がキュンキュンしてます！特殊な関係の2人なのでまどろっこしいですが、付き合う前のきゅんきゅんを味わって貰えれば本望です。更新頑張ります(*´꒳`*) (2021年12月6日 17時) (
レス) id: dfbc56e474 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 毎話きゅんきゅんしてます…いりやさんが作る作品全て好きですが、この作品は特に好きで、出来た時から応援しています！これからも更新楽しみにしています！ (2021年12月6日 11時) (レス) id: 766ff61372 (このIDを非表示/違反報告)
いりや(プロフ) - さんご。さん» 気にしてくれてありがとう(；ω；)！運営に問い合わせたら返事はないけど外れてました。本当に色々ありがとうー！モチベ戻ったので笑、更新頑張ります！ (2021年10月1日 17時) (レス) id: dfbc56e474 (このIDを非表示/違反報告)
さんご。(プロフ) - わーーーー！！R外されてる！！よかっためちゃくちゃ安心しました！これからも作品楽しみにしてます！ (2021年10月1日 16時) (レス) id: 964fb42fef (このIDを非表示/違反報告)
いりや(プロフ) - わんださん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！更新の励みになります。頑張ります！ (2021年9月16日 21時) (レス) id: dfbc56e474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いりや | 作成日時：2021年9月11日 21時
