後輩くん「結婚しますー？」貴女「…私高校生だよ？」 (ページ42)

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休憩ページ42

［んー…とね、全体的にはいいけど、早奈さんのノリが少し早いのと、

Aさんのハモリが小さいのが気になったかな。］

早「…はい、すいません！」

『…はい。』

［うん、落ち込まないでね確実によくなってるから

声だって綺麗だし、

テンポも音もボヤボヤ感がない、
そこが【RAIHI】の強みだから。］

「「はい！」」

合奏の時間。

みんなも私も少し疲れているけど。

いつも音川先生のアドバイスが私達を励ましてくれる。

いつも必ず誉めてくれるし、ちょっとした変化にもすぐ気づいてくださる。

［おっ、時間だ…一旦休憩してて

先生【kuron】見てくるよ。］

「「はい。」」

先生が少し微笑むと同時に私達は楽器を置いて

自然と集まった。

早「ハク、もう衣装届いた？」

『えっ？』

鈴「サイズ間違ってたんでしょ？」

『？…あぁ、あれかうん、新しいヤツ届いたよ。』

和「ああいうデザインかと思ってたのにねぇ～。」

琴「…せくすぃー。」

琴海が真顔でそう言ったのが面白く
鈴夏と私はぷっと吹き出した。

早「よかったぁ、衣装揃って！」

鈴「あ！衣装…といえばさ

体育祭のダンスやる？」

鈴夏がそう言ってニヤリと笑った。

途端にみんなが私と琴海の方を向く。

『な、なに？』

琴「…なんか用？」

和「トミ＆ハクさんさぁ、ダンスメンバーにスカウトされたらしいじゃん。」

私は、あー…と斜め上を見た。

…なんか抽選で選ばれたとか言って話しかけられたなぁ…。

琴「いやだ。」

早「えーなんで！？」

鈴「衣装可愛いじゃん。」

和「男女ペアなんだよ！橘先輩とできるかもしんないじゃん！」

琴「恥ずい。」

和「あぁ？さては琴海…

…踊れないんだぁ？」

‥

琴「踊る。」

『えぇっ、琴海…踊るの？』

早「挑発乗ったね～、冗談なのに。」

和「まぁ冗談だけど…て待って

なんで誰も琴海が３文字以内でしか喋ってないことにツッコまないの？」

和歌がそうブツブツと言って笑っているのを見て、

私は自分も琴海と踊ろうか少し考えていた。

しかし、どう考えても

私が踊る気にはなれなかった。

［【kuron】見てきた～合奏再開！］

「「はやっ!!」」

。