軽音楽部の王様 ページ27
ええっ！？王様ゲーム……って何？
「…王様ゲームっていうのはですね。」
早奈の提案に戸惑っていると夢くんがクスッと笑って教えてくれた。
後ろで横に誰もいないからなのか
頭をポンポンしながら微笑を浮かべている。
…ああもう なにこの イケメン彼氏////。
よしルールも分かったしやるか！と思ったら…。
冬「【kuron】も参加するぞ〜。」
と冬也くんが言い出した。
「え、マジか…('_')」
夢くん、なにその顔('_')。
このバスは席がくるんと回転することもできるため私達はお互いを見合う形になった。
鈴「ぷぷぷ…っ。」
琴「…大丈夫？鈴夏。」
鈴夏が突然下を俯いた。
鈴「ハクが…
なんか若いマフィアにさらわれた子みたいになってる W W W。」
ル「たぶん俺がいるからですね。」
早「…っよし！カードOK！……そんなワケで王様ゲーム！スタート！」
和「いきなり、そして強引〜！ウチのリーダー〜。」
始まってすぐ、突然夢くんが耳打ちしてきた。
「先輩。」
ちょっぴりハスキーがかった声に私は自然と小声になる。
『うん…//。』
「僕と先輩が付き合ってることは塩見しかいないので
…他の人にはナイショですよ？」
『わ、私も…夢くんが私の…ってことは言ってない。』
そう言うと いいこですね と言われ背中をトントンされた。
夢くん…今日ボディタッチ多いなぁ…///
ん？よく思えば夢くんって…
電車の時 自分のこと俺って言ってたよね…？
僕？俺？
…まぁいっか。
王様ゲーム、やってみよう！
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作者名：藤原あめりか | 作成日時：2018年12月20日 17時
