後輩くん「結婚しますー？」貴女「…私高校生だよ？」 (ページ13)

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両者共にページ13

『へにゃあ…//』

夢くんが体育座りする私に近寄る。疲れたので思わず変な声を出してしまった。

へにゃあって…猫でもないのに。恥ずかしい//。

「…子猫ちゃんどうしたんですか？」

フフンと夢くんが笑う。それを見て余計恥ずかしくなった。

『…聞かなかったことにして//』

「はい。」

夢くんは小さく笑って私の隣に座った。

ハッ！！

私はその瞬間、ドキッと心臓が飛び跳ねた。

さ…鎖骨が！！///

体操服のデザイン上、夢くんの綺麗な鎖骨が露わになっている…！

…まぁ、私もなんだけど//。

決まりが半袖半バンだもんなぁ…うう夢くん、男の人の体。

って何見てるんだ！私！バカか！！この変態！！

「さっきペットボトル配られてましたけど、取りに行かないんですか？」

『…あっ！え？ごめん何て？』

「ペットボトル配られてましたよ。」

『あっ、そっか取りに行ってくる！』

何してるんだ私…。夢くんの鎖骨とか腕に浮き出た血管の管に見とれてるなんて変態か！

早くお茶もらってこの変態な頭を冷やさなければ…。

そう思い私はもらった直後一気に半分近く飲み干した。

頭にキーンと冷たさが走る。

…よし！

『夢くんおまたせ。』

夢くんの元にそう言って向かうと夢くんは小さく笑顔を浮かべた。

…かわいい//。

そう思って夢くんの隣に座ると、夢くんの方から話しかけてきた。

「女子軽音部はもう曲決まったんですか？」

『うん【ユメミ】っていう曲だよ。』

「どんな曲なんですか。」

夢くんがそう尋ねてくる。私はその瞬間ニヤリと笑った。

『…秘密。』

歌の練習もしてる、ハモりもあと一息。

ただ、【ユメミ】では先輩が後輩に思うことを歌う。

…まさか夢くんへの事が歌詞に隠れているなんて恥ずかしいくて言えない///。

「…ずるいです。」

夢くんが少しムッとした表情になった。でも心からはムッとはしていない。

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