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第3章 父と子 ページ3

真冬、夏目はそれぞれ自分の家に向かっている…はずなのだが…何故か真冬の後ろに夏目がついてくる。

真冬「…本当にここら辺なの…?」
夏目「あぁ… 白咲こそ…」
真冬「当たり前でしょ…」
夏目「俺の家…っというより俺がお世話になってる家はあれだよ」

そういい夏目は家を指さす。
真冬はそれを見て立ち止まりポケットから紙を取り出す。

夏目「?どうしたんだ?」

夏目は真冬のもっている紙をのぞき込む。
そこには地図が書かれていた。

夏目「家の地図か?」
真冬「…」

真冬は黙ったままだ。

夏目「もしかして…家がわからない…とか?」
真冬「…」

真冬はムッとした顔で夏目を睨む。
そして

真冬「ここに来たのは初めて…
だからわからなくても普通でしょ…?」
夏目「そっそうだな… ははっ」


そこへ…。
先生「おい夏目!何やっとるんだ?」

まんまるな狸のような姿をしたニャンコ先生だ。

真冬「狸の妖怪!?」
先生「なんだと!?誰が狸だ!!」

真冬は先生を見て驚きの声をあげる。
そこに夏目がちゅうさいに入る。

夏目「えっえっと…この猫はニャンコ先生。
俺の用心棒をしてもらってるんだ。
それでこの子は白咲真冬、うちのクラスの転校生だよ。」
先生「ふーん」
真冬(用心棒…ね シキでも無いのに…)

クンクン
先生が真冬の体の匂いを嗅ぎ始める。

夏目「おい!先生!!」
先生「なんだこいつ!?妖怪臭いな!!」
真冬「なっ!!」
夏目「失礼だぞ!!」

夏目はそういい真冬から先生を引きはがす。
真冬は怒っているようだ…。

真冬「お前は獣臭いな…狸」
先生「にゃにー!?」
夏目「2人ともやめろ!!」
真冬「…」
先生「ふん!」

夏目「そっそうだ先生。
今日引っ越してきた家はないか?」
先生「あるぞーうちの隣だ。」
夏目「えっ…」

3人は夏目の隣の家を見る。
そこには白咲という表札がでていた。

真冬「…うちの表札…」
夏目「まさか…
まさか隣の家だったなんて…」

3人は真冬の家の前につく。
するとなかから1人の男性がでてきた。

父 「真冬、おかえり。」
真冬「父さん…」
夏目「えっ…?」

(このひとが白咲のお父さん…)


真冬「夏目、この人は白咲誠。私の父…」
夏目「俺は夏目貴志です。隣の家にお世話になってるんです。」
誠 「そうか、よろしくね」
夏目「こちらこそ。」

誠「所で君…夏目レイコを知っているかい?」
夏目「!?
夏目レイコは俺の祖母です…それが何か…」

誠 「じゃあ友人帳はもっているかい…?」

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設定タグ:夏目友人帳 , 恋愛小説 , 夏目   
作品ジャンル:アニメ, オリジナル作品
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作者名:赤井雪菜 | 作成日時:2017年5月21日 0時

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