【文豪ストレイドッグス】幽霊少女は、今日河に落ちた

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「君かい？私の入水を邪魔したのは」




「邪魔なんて、僕はただ助けようと




――――入水？」





「知らんかね、入水
つまり自 殺だよ」



「は？」




妙に顔が整っている人は云う




もしかして僕はとんでもない人を助けてしまったのでは…？




「私は自 殺しようとしていたのだ
それを君が余計なことを――」




「は……はあ」




あれ？僕、今怒られてる？





「まあ＿＿、人に迷惑をかけない、清くクリーンな自 殺が私の信条だ


だのに君に迷惑をかけた、これは此方の落ち度



何かお詫びを＿＿」




ぐうううう




僕のお腹が鳴った




よく耐えた、空腹なのによく耐えた！




「空腹かい少年？」




「じ、実はここ数日何も食べてなくて…」




ぐうううう




今度は僕じゃない




それじゃあ、解えは一つしかなくて…




「私もだ、ちなみに財布も流された」





「ええ？助けたお礼にご馳走。っていう流れだと思ってたのに」



「？」




人は何の事か分からない、という表情でいる





「？」じゃねえ！」






おォーい。声が聞こえる




見れば、彼の知り合いらしき人が立っている





「こんな処に居ったか
唐変木！」




「おー。国木田君ご苦労様」




「苦労は凡てお前の所為だ
この自 殺マニア！」



「そうだ君、良いことを思いついた。
彼は私の同僚なのだ、彼に奢ってもらおう」



「へ？」




「きけよ！」

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