19 ページ21
「おい 太宰!」
倉庫の入り口で、茶屋で別れた国木田さんの声がした
「ああ、遅かったね。
虎は捕まえたよ」
「!
その小僧……。
じゃあそいつが」
ぐごー、って敦寝てるよ。
凄い音立てて、捨てられたのに…
「うん虎の能力者だ。
変身している間の記憶がなかったんだね」
「全く_____次から事前に説明しろ
肝が冷えたぞ」
国木田さんの手にはメモが書かれてあった
『十五番街の西倉庫に虎が出る。
逃げられぬよう周囲を固めろ。
……分かってたの?虎の正体を…?』
「ある程度はね」
くるっと国木田さんは後ろを向いた。
「おかげで非番の奴らまで駆り出す始末だ。
皆に酒でも奢れ」
国木田さんの後ろには三人の人がいた。
「なンだ 怪我人はなしかい?つまんないねェ」
蝶の髪飾りを付けたボブカットの女性
「はっはっはっ。中々できるようになったじゃないか太宰。
まあ僕には及ばないけどね!」
探偵のような恰好をした細目の男性
「でもそのヒト、どうするんです?
自覚はなかったわけでしょ?」
私と歳が近そうな麦わら帽子の少年
「どうする太宰?一応 区の災害指定猛獣だぞ」
手帳が大好きな国木田さん
「うふふ 実はもう決めてある」
私にはわからない彼
チラリと彼は敦の方を向いて言った
「うちの社員にする、勿論Aちゃんもね」
「はぁぁぁぁぁ!?」
『…頭がおかしいんじゃないの!?』
これが事の始まり___。怪奇ひしめくこの街で変人揃いの探偵社でこれより始まる怪奇譚
これが先触れ前兆し____
203人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カナ - みゃのさんさん» いえいえ!早速見に行ってきます!無理は禁物ですよ...! (2018年6月30日 19時) (レス) id: 5478457777 (このIDを非表示/違反報告)
みゃのさん(プロフ) - カナさん» ありがとうございます!早速直しておきました!ついでに新しい話も更新しました。作者は体が怠くても、無理していくようなヤツなんで、心配してくれるのはありがたいですね! (2018年6月30日 19時) (レス) id: 375ad31803 (このIDを非表示/違反報告)
カナ - みゃのさんさん» 人形少女は地震の手の平を...の所です!更新頑張ってください!最近暑いので体調管理にも気を付けてくださいね! (2018年6月30日 14時) (レス) id: 5478457777 (このIDを非表示/違反報告)
みゃのさん(プロフ) - カナさん» ありがとうございます!その、地震のところってどこですか!?それと此れからも面白い!って思われるような作品にしていきますので、飽きないでください(。>д<) (2018年6月30日 12時) (レス) id: 375ad31803 (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 面白いです!頑張ってください!46ページの所 地震 になってますよ! (2018年6月30日 8時) (レス) id: 5478457777 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ