§月は別れた§ ページ31
『うん?』
「俺が…、もし、10分前になっても来なかったらどうしてた?
あの放送室でボイスレコーダーを拾わなかったら?
…爆弾が爆発したら、どうしてたんだよ」
『え…、勝とうとしてたけど』
「…いや、だから」
お兄さんが「そういうことを聞いてるんじゃなくて」というような顔をする。
いやでも、
『10分前に来なかったら5分前にこっちから行くし、ボイスレコーダーがなかったら別の策を考えて罠を仕掛けてお兄さんを嵌める。爆弾が爆発したら…ま、脳と心臓が残ってれば、生きれるよ』
俺、もう死にたくないし。
そういえば、爆弾て今チェルベッロさんたちが外してる途中なんだっけ。
「…俺はてっきり、お前は興味のために命を懸けるようなやつだと思ったんだけどな」
『いや、そんなんじゃないよ。確かに俺は「死」には人3倍くらい興味ある。でも、だから「死」ぬのが怖い。その分どういうことが「死」なのか分かったから』
極めつけはあの通り魔だよね。
変なトラウマ植え付けやがって。
「ふうん…まあいいや」
『そうだね、どうでもいいや』
お兄さんがよいしょ、と立ち上がり、俺もっしょ、と寄りかかっていたテーブルから体を離した。
そろそろ校舎から出るとしよう。
『じゃあねお兄さん。また会ったら』
「じゃあなボンゴレ。また会ったら」
結論から言うと…
お腹が超痛え。
***
『ツナ君ー、お腹が痛いよー』
「そんな腹痛のときみたいに言ってる場合じゃないよ!っていうか大丈夫なの!?」
「大丈夫じゃねーな。内臓が傷ついてるかもしれねえ」
『いやいやリボーン君、このくらいブフッ」
「(吐血したーー!)」
「綾崎!」
『なんだよ山本君まで。獄寺君のほうがもっと大変でしょ。安心して、この赤いのは新作のハバネロ団子だから』
もしそれが事実だとしても、なんで食べたんだと思うツナがそこにいた。
そして結局、シャマルに見せろというリボーンに「俺男だからー」と言って逃げ帰ってしまうAであった。
***
「…」
一方ヴァリアー側では、ヒューズとザンザスの間に、思い空気が流れていた。
「…帰るぞ」
「えっ」
「弱者は消す」それがモットーともいえるヴァリアー。なので、自分も当然消されると思っていたヒューズは、驚いたように声をあげた。
「帰るってよ」
と、スクアーロもいう。
「あ…はい!」
ヒューズが、二人の後を追い始めた。
ラッキーアイテム
デニムタイトスカート
ラッキーカラー
あずきいろ
月の二人
「本編で俺ら、結構仲良かったよな。」『あーこれからもっと仲よくなるらしいよ』「まあ俺、お前の事嫌いではないよ」『奇遇だね。俺もだよ』
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薬泉(プロフ) - みなさん、第三段でまた会いましょう。 (2013年2月1日 16時) (携帯から) (レス) id: a46aa22d8f (このIDを非表示/違反報告)
薬泉(プロフ) - 闇音紅Ψ雪音銀牙さん» 友達と池袋行ったり、DVD見て過ごせたりb (2013年2月1日 16時) (携帯から) (レス) id: a46aa22d8f (このIDを非表示/違反報告)
闇音紅Ψ雪音銀牙(プロフ) - 薬泉さん» 銀牙「いいことあるのか?」紅「えー、なになにー?いいことあるの?」 (2013年1月25日 21時) (レス) id: e76357bb55 (このIDを非表示/違反報告)
薬泉(プロフ) - 凉さん» 変換ミスっt(( (2013年1月25日 15時) (携帯から) (レス) id: a46aa22d8f (このIDを非表示/違反報告)
薬泉(プロフ) - 闇音紅Ψ雪音銀牙さん» まあ、悪いことばかりじゃ無かったんだけどさww (2013年1月25日 15時) (携帯から) (レス) id: a46aa22d8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:薬泉 | 作成日時:2012年10月20日 23時