【リボーン】俺は、「死」ってもんに興味があるだけなんだよ。Second (ページ19)

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§帰ってきた§ ページ19

その頃、ツナたちは。

「首を洗って待つがいい！！じゃあなぁ」

「行ってくれた・・・」

嵐戦が終わり、獄寺は体中傷だらけだったものの、無事に戻ってきた。
そのあと修行が終わった雲雀が現れ、校舎を壊されたことに怒って一騒動があったが、それもリボーンの言葉によっておさめられた。

「ったく、雲雀が暴れだしたときはどーなるかと思ったぜ」

「うむ」

獄寺が冷や汗をかきながら言うと、了平もそれに同感した。

「だがヒバリが仲間に加われば強いぞ。あいつも修行でパワーアップしてるだろーしな」

「そ・・・そーだよね！！」

「ああ。あいつがパワーアップだぜ？楽しみだな」

リボーンの言葉で皆が意見を言っていると、獄寺が思い出したように呟いた。

「そういえば・・・綾崎のやつも、跳ね馬のところで修行してたんスよね？]

「あ、そっか！じゃあ、A君も・・・」

と、何かツナが続けようとしたとき、

『呼ばれなくってもジャジャジャジャン。皆の綾崎です』

「うわあ！」

先ほどスクアーロが出て行った割れた窓から、Aがひょっこりと顔を出した。

「A！」

『そうです私がAです』

「(変なおじさん！？いつにもまして変なテンションーーー！)」

現れてわずか二言目にはツナに突っ込みを入れさせる人物、それがAである。

『深夜だからかなんかテンションおかしいんだよね。・・あれ、もう終わったんだ、嵐戦。
今日はさ、まだ修行終わったばっかだから家に帰っとくよ。・・・あ、次って誰？』

変なテンションなのは自覚済みのようだった。
Aの顔には疲労の色が見えており、いつもはパッチリと開いている目も、今は眠たそうにたれている。

「次はお前だぞ、A」

『あ、リボーン君久しぶり。前は驚かせてごめん・・って、え。次俺？』

「ああ」

『まじかぁ・・。』

「綾崎、てめえ負けやがったら承知しねーぞ！」

『うん、わかってるよ。もう後がないことくらい、空気でわかるし』

まあ、Aの場合、原作を読んでいるので、空気を読まずともわかるのだが、皆が驚いたのは、あのAがいつにも増してやる気を見せたからだ。

「やる気満々だな」

リボーンがニッと笑っていう。

『・・・ふ、そりゃあやる気もでるよ。うちの・・・うちの素敵な店長の店をあのやろう』

後悔させてやる、そういうと、Aはツナたちにじゃっと行って帰って行った。