弟の頼み ページ16
「まー、お前すげぇ人気歌い手だったんだな…」
こんなにリプがくるなんて……
俺の弟、ただものじゃねぇな。
「へっ!?兄ちゃん何言ってんの!?まぁ人気っていうのは否定しないけど、このリプは絶対兄ちゃんの影響だからね??ほらっ!!」
まーはまた、俺にスマホを見せてきた。
今度はコメントを見ろと言うことだろう。
どれどれ………
{まふ君のお兄ちゃんかっこいい///
{お兄さんの歌い手デビュー全裸待機
{まふ君、お兄さんいたんですね!!
{まふ君ブラコン？笑
{お兄さんまた出てほしいっっ
{兄ちゃんの動画はよ
本当だ……だいたいが俺関係のコメントのようだ。
「すげぇ…」
「わかった!?兄ちゃんの凄さ!」
『ドャァ』と聞こえてきそうな顔で答えるまーに、俺は言った。
「でも、まーが人気歌い手だったから、こんなにたくさんの人に知ってもらえたんだ。まー、ありがとうなっ!!俺の弟偉大なりっ!」
「なっなに!?//真面目に感謝されると照れるんだけどっ///」
顔を真っ赤にさせて言うまーに、少し可愛いと思ってしまったのは、心のすみにしまっておこう。
そうこうしてるうちに、すっかり時計は12時をまわっていた。
「もう遅いから寝るな。まーも早く寝ろよ」
俺は自室に戻ろうと、まーにそう言って立ち上がり扉の方へ向かった。
「えっ寝るの?」
少し寂しそうな声で、まーが俺に聞く。
「あぁ。明日も休みだが、さすがにもう寝るよ」
ドアノブに手をかけ扉を開け始めたその時だ。
『ドンッ』
少し開かれた扉は、おきい音をたてて、背後から誰かの手によって閉まってしまった。
誰かってまぁ、まーしかいないんだか。
「おいっ何すんだよっ!」
扉を閉めたまーの手は、まだその位置にあるわけで、俺はまーに壁ドンならぬ扉ドンをされているということになる。
こんな格好、兄としてはすぐにやめたい。
しかし、まーの方が背が高いせいか、威圧感に負け、俺は動くことができなかった。
早くどいてくれ……………
そんなことを考えていた俺をよそに、さっきまで真顔だったまーが『キュルン』と、甘えたような顔に変わった。
俺は身構えた。
こういう顔になったとき、大抵まーはムチャな頼み事をしてくる。
俺はさんざんそれでひどい目に合わされてきたのだ。
くっ…今回はなんだ…………………?
「に、兄ちゃん…。一緒に寝よ…?」
ん……………………へっ!?
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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歩 - 多分これ更新されないだろうけど待ってます。あ、評価400にしました( ･´ｰ･｀)ﾄﾞﾔｯ (2019年3月30日 1時) (
レス) id: 73d0051162 (このIDを非表示/違反報告)
あーるぴーじー - 最高…です！！！神作者さまああああ！！！！！！まふくんに攻められるとか…私得…←腐女子なんですよはい…←まあ、私を腐らせたのは、【まふくん】ですけどねっ！！！まふくん天使！！長文失礼しました！！ (2018年8月14日 19時) (レス) id: e408dac566 (このIDを非表示/違反報告)
ルア - この作品面白いですね (2017年12月17日 17時) (レス) id: 3c6a70420e (このIDを非表示/違反報告)
マキ松ミツバ(プロフ) - うわあ!更新されてる!!嬉しい…(*>_<*)私は家畜同然ですが、立花さんこそ神ですよ!!というか、レスが来た日が私の誕生日で何か感動…思わずコメントしてしまったｗこれからも応援してます!!頑張ってください!!! (2017年12月8日 16時) (レス) id: 9f2b3a1d33 (このIDを非表示/違反報告)
立花 - コメ返の誤字は見逃してくださいﾋｲｲ (2017年12月6日 0時) (レス) id: 1f1b0308c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：立花 | 作成日時：2016年9月25日 0時
