素直なあなたに2 (ページ33)

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２人で空いているお店に入り、席に案内される。
初めて入った店内は思っていたよりも広くて、個室とまではいかないけど隣の席との間隔が割と広くて仕切りもあって、1つ1つのテーブルが孤立している。
話の内容が周りに筒抜けになることはなさそうだ。
ありがたい。

一旦、お酒を注文して一息ついたところで照が俺に問い掛ける。

「どうした？何か悩み事？」

「あ、いや、悩みってゆう訳じゃないんだけど、、、」

「目黒のことだろ？」

「えっ⁉︎いや、そのー、、」

しどろもどろになっている俺に照が優しく微笑む。

「図星じゃんwもしかして、さっき課長と目黒がしてた話？」

「えっ⁉︎照も聞こえてたの？」

「そりゃあんだけ大きな声で喋ってたらね。」

「そうだよね。あんな話を堂々とするなんて信じらんないよね？」

「いやまぁ、、飲みの席だし男同士だし、あぁゆう話題になるのもよくある事じゃん？お前は当事者だから聞いてられなかったんだろうけどさ。」

「いや……俺、、別に当事者じゃないから。」

「…ん？何で？」

「だって、、俺たち別にそうゆう事してないし…」

「してない……え？一回も？」

「うん、そう。一回もないよ。」

照はこの前の佐久間よりは控えめだけど、驚きを隠せないような表情をしている。

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