【ｲﾅｲﾚ】我らの戦うメイドさん！！！【ｲﾅｺﾞ】 (ページ21)

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メイド録１８ページ21

放課後、私は桜田門より早く教室を出た。

そして桜田門より遅く屋上に来た

桜田門「それで、わざわざこんな所に呼び出して何のご用ですの?」

「んー、何の用だと思います?私はとある事の為にここに来たの。」

桜田門「それとわたしくは関係無いんじゃありませんの?」

「……桜田門財閥、先月から妙な動きがあると報告があるが何か知っているだろう？」

桜田門「………ぷっ」

桜田門は急に口元を抑えて笑い出した

それでもAには関係なかった。むしろ好都合かもしれない

桜田門「あなたはそんな事を調べにわざわざここへ来たのぉ?馬鹿らし」

桜田門「確かに桜田門財閥の娘ではあるけれど、お父様やお母様は仕事の事なんて話さないの」

「そう。使えないな」

右袖からカッターナイフをこっそり取り出す。狙いはこれだ

自分で自分を刺して桜田門に刺されたフリをする

指紋は予め調べてあるから、現代の技術でなんとかなる

桜田門「それと…」

桜田門は何かを言いかけると1歩2歩と近づき

Aの耳元でこう言った

桜田門「それと、忠告しておきますの。サッカー部及びサッカー科は皆様はわたくしの手の内の中ですから。気をつけて下さいね？ふふっ」

来た。これだ。こいつからの接近が欲しかったんだ

屋上にはマサキも居る。ボイスレコーダーもある。計画通り

桜田門が離れるとお腹を抑える様にナイフを持ってきた

カッターナイフだから長さはないが、人体の急所を狙えばなんとか大げさに出来る

明星……月影らへんに刺せばいいか

グサッ

桜田門にバレないように明星の月影、つまり腹部の左ひばらにナイフを刺した

桜田門「じゃあわたくしはこの辺で………って大丈夫?あなたさっきより顔色悪いけど」

「いや大丈夫……呼び出してすまなかった」

桜田門ならさようなら。神崎さん」

そう言うと桜田門は屋上の扉を手にかけて悪寒のする笑みを浮かべた

はよどっか行け。立つのがやっとなんだよ

扉が閉まると同時に私は床に膝をついた。思った以上に深く刺してしまったかも

制服血が滲んで来た。予想外の出血量……マサキ早く来いよ馬鹿…

マサキ「A先輩!!?剣城くん早く救急車を!!」

剣城「あ、あぁ!!」

あぁ、急に視界が悪くなっ…て……

それからの事は覚えていない。気がついたら病院にいて病室にいて寝てた

目の前にはヒロトやリュージさんが居る。嗚呼、これは説教だ

でもまだ、寝てていいか………