青い春のなかで

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井浦side

AとＣＤショップに行こうと思って放課後Aがいそうランキング1位の生徒会室に行こうとすると中から声がきこえた。

宮「へえ、じゃあ青桐さんはそういうかんじのが好きなんだ。」

「うん、そうなの。すごく好き。」

…宮村とA？2人なのか…
それはいいとして何の話？もしかして俺？好きとか言ってたし、
…このまま気になるから聞いておくか。

そっと生徒会室のドアに耳を近付ける。

「でね、ここがほら、見てこれ、こういうとこかわいくて、」

宮「ああ、たしかにそうだね、これはかわいい。」

…俺可愛い？

「だからすごく好きなの、1番。」

宮「聞いてる僕が恥ずかしいな…。」

やっぱAってデレた時かわいいよな…というか俺のどんなとこの話してんだ？？惚気だから宮村が恥ずかしいのか？そういうことだよな…うん。

「だからほんとに、もっとほしい。」

ちょ、A…

宮「そんなに？」

「うん、伊織が好きだから1番。」

井「伊織ってだれだよ！？！？！？」

思わずドアを開けてしまった。

「は、秀…？」

「A、伊織ってどこのどいつ？何組？」

「え、ちょ、宮村ヘルプ。どういうこと？」

宮「僕もわかんない…」

秀「とぼけるなよー！どこのどいつだってきいてんの、答えられないの！？」

Aの両肩を掴んでぐいっと顔を近づけて問い詰めてみるけどぽかんとした顔をしたまま。

「秀…だれってなにが？え？伊織？」

井「そうだよ、その…伊織？ってやつ」

そう言うとAは大声を出して笑い始めた。

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