青い春のなかで

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井「泊まっていけばよかったのに……。」

「明日も学校だし、寝過ごす自信しかないから。」

ぶつぶつと文句を言ってくるのにちゃんと家まで送ってくれる秀。
やっぱ優しいよね。

「じゃ、おやすみ。」

井「うん、おやすみ。」

今日あったことがまるで無かったかのようにふたりとも冷静すぎる。
照れとかないのかな……まあ、キスだけだし。

__________

「おはよ、堀。」

堀「おはよー。あ、今日安田の授業に変更らしいよ、2限目。」

「え！ほんと！？！？」

堀「うん、だからほら、あそこふたり課題ギリギリまでサボるつもりだったから焦ってる。」

堀の指の先を見ると由紀と石川がわたわたしてる。
またあのふたり。

「てことは宮村もじゃない？」

堀「そうなのよ、でもまだ来なくて……あ、きた。」

「おはよ宮村がんばれしぬな安田を困らせるな。」

宮「え、おはよ、え？？ごめん情報量多すぎる……。」

堀「つまりは安田の授業が入ったってことよ。」

そう言うけどピンとこない宮村。
忘れてるパターンじゃない？

頭の上にはてな3つ浮かんでるよ今これ。

「課題」

宮「あ、あ……石川くーん！！！！」

できないやつにできないこと頼んでどうすんのよ…

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