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あのことがあってから1週間経った。
ほんとに、ほんとに会わなくなって余計に怖さが増してる。
五条のガキ思考回路は大体わかってたはずだけど今回ばかりはほんとに分からない。
そんなことを考えながら補助監督さんの車に乗って任務から帰ってきている。
窓越しに東京の景色を眺めながらぼーっと考える。
……今日は湿気臭い。任務で浴びた呪霊の返り血、匂いだけが残ってすごい不愉快。
補「高専、着きましたよ、お疲れ様でした。」
「ありがとうございます、お疲れ様でした。」
そう言って車を降りたものの、体は汗でベタベタだし、やっぱ梅雨明けすぐだからまだ天気もあまり良くなくて、夕方だから薄暗く、気分最悪。
ああ……臭すぎる、自分の臭いがきつい、しんどい……
「人の倍鼻がきくってほんとつら……。」
独り言をこぼしながら寮に入ると共用スペースのほうで誰かの影が見えた。
この時間、今日はみんないるよね……だれだろ、
共用スペースを通らないと私の部屋は行けないわけで……ああ、こんな臭い状態で誰にも会いたくないんだけどな
そういいつつもシャワーを早く浴びたいから足を進めるとサングラスをはずした五条がソファに座っていた。
彼は廊下側に背を向けて座っているから顔が見えない。
動かないし寝てる？
そっと足音がしないように通り過ぎようと踏み込んだ瞬間、
五「おかえりA、遅かったな。」
起きてるんかい
「ただいま、こんなもんだよ、時間通り今日終わったし。」
そう言うとようやく五条はこっちを見た。
五「なんか顔疲れてね？」
「いまわたしすごく臭いんだよ、しんどくてシャワー早く行きたい。だからばいばい。」
そういってこの場を離れようとすると腕を掴まれた。
もう一度言おう、掴まれた。五条に。
まずいこれは、面倒事に巻き込まれる予感しかない。
そう頭では言ってるけど体は動かない、なんで？
五「ちょっとこっち、」
そう言われてなに？と聞こうとした時にはもう体があたたかいなにかに包まれていた。
五条に抱きしめられてる……？
正確に言うとバッグハグ……これがバッグハグ、
「なに、急にどうしたの。」
五条の匂いがわたしのまわりを囲んでる。
青色のもやがくるくると私と五条を囲んでる。
……今日もちがう香水つけてる。
______________
こんなに多くの方に読んでもらえて驚きでしかないです…
読んでくださっている方、コメントくださった方、ありがとうございます。
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ひのこ(プロフ) - 狛さん» そうですそうです！！白に近い青で蒼をイメージしてます👍🏻がんばります、ありがとうございます〜！ (8月24日 0時) (
レス) id: 129a38c93a (このIDを非表示/違反報告)
ひのこ(プロフ) - てるさん» ありがとうございます😭がんばります👍🏻 (8月24日 0時) (レス) id: 129a38c93a (このIDを非表示/違反報告)
ひのこ(プロフ) - ふゆねこさん» 嬉しいです！！ありがとうございます❕ (8月24日 0時) (レス) id: 129a38c93a (このIDを非表示/違反報告)
ひのこ(プロフ) - 面白いさん» ありがとうございます！ (8月24日 0時) (レス) id: 129a38c93a (このIDを非表示/違反報告)
狛 - 五条のアプローチ香水なの面白いですね。白に近い青っぽいですよね。更新がんばって下さい！ (8月23日 23時) (レス) @page9 id: c4f896039b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひのこ | 作成日時：2023年8月7日 22時
