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あのバッグハグをしたことが無かったかのように、次の日五条は普通にしていた。
香りも、香水ではなくシンプル五条。
あの綺麗だった香りの"もや"もいつも通り
なんだったんだろうな……
「夏油、ちょっとハグして。」
教室に誰かいないかと思って開けると夏油がひとり席に座っていた。
手を広げてみる。
ハグをしたら綺麗に見えるのかも、距離感が近ければ近いほどまたあの綺麗なものが見えるかも、そう思って、
夏「急になにを言い出すんだ……いいけど、なにかあった？」
そっと優しく夏油は抱きしめてくれる。
傍から見たらたらし女とか思われるのかな、ここだから許されることなのかも。
自分でも最近距離感バグってるのは気にし始めた。
硝子に散々言われてるから、あ、入学当初よりは、ね？
「ちょっと試したくて、綺麗な香りを見たくてね。」
夏「綺麗な？」
「そう、なんかそう見えた時があってさ、わからなくて、近くに行けば見れるのかなって。」
そう言いながらも見える夏油の香りはいつも通り。
近いから少し濃いだけ。
夏「……そっか。私は何色なんだ？」
「んー、、なんか、青っぽい紫……みたいな、五条とはまた違う色。」
夏「そうか、悟と色の系統が同じなのか。」
「なんだろうね、匂い全然ちがうのに。」
まだ抱きしめてもらってるままだけどそのまま話を続ける。
「それでね、硝子は赤なんだ、紅みたいな、煙草の色は濃い緑なの。クリスマスカラーみたいでおもしろいの。」
夏「私たちは夏で硝子は冬みたいだね。」
「たしかに…そうかも…しれな、。」
夏油の項あたりからシャンプーの匂いがする。
落ち着く……
夏「……A？」
家「あれ？夏油なにしてるの……ってげっ、A寝たの？」
夏「ああ、突然ハグしてと言ってきては綺麗な香りが見たいだとか言い始めて……寝ちゃったよ。」
夏油はそっとAを撫でる。
妹を愛おしそうに見つめる兄のように。
家「綺麗な香り、ね……どこで見たんだろ。」
夏「さあ……私も硝子も心当たりがないなら悟が知ってるんじゃないかな。」
家「え、五条？あいつの色綺麗なのかなー。」
夏「まあ、ずっとここ最近Aを意識して香り付けを自分にしてるし、それがAにも分かったんじゃないか？」
家「この子五条に対してなにを思ってるんだろ……」
硝子からそう疑問が零れた。
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ひのこ(プロフ) - 狛さん» そうですそうです！！白に近い青で蒼をイメージしてます👍🏻がんばります、ありがとうございます〜！ (8月24日 0時) (
レス) id: 129a38c93a (このIDを非表示/違反報告)
ひのこ(プロフ) - てるさん» ありがとうございます😭がんばります👍🏻 (8月24日 0時) (レス) id: 129a38c93a (このIDを非表示/違反報告)
ひのこ(プロフ) - ふゆねこさん» 嬉しいです！！ありがとうございます❕ (8月24日 0時) (レス) id: 129a38c93a (このIDを非表示/違反報告)
ひのこ(プロフ) - 面白いさん» ありがとうございます！ (8月24日 0時) (レス) id: 129a38c93a (このIDを非表示/違反報告)
狛 - 五条のアプローチ香水なの面白いですね。白に近い青っぽいですよね。更新がんばって下さい！ (8月23日 23時) (レス) @page9 id: c4f896039b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひのこ | 作成日時：2023年8月7日 22時
