私を助けた人たちは、【*JW*】

第５話 ページ5

.



A 「家庭でのことに疲れてしまって。それで、誰にも気づかれへんとこで死のうと思ってたから、駅に向かってたんです。

そしたら、誘拐されてて……。やから、殺してええですよ。」




そう言うと、７人は切なげな顔をして、



WEST 「………そっか………。」



とだけ言った。


そして、縛っていた縄を解いた。




A 「………えっ？な、何でっ……。」




？ 「まぁええから、俺らについてきてや。」





そう言い、７人はここから出て行った。




やから私は、急いで７人を追いかけた。







着いた先は、リビングみたいなところやった。





A 「ここは……？」




？ 「俺らの家で、ここはリビング。まぁ、そこらの椅子に座ってや。」




A 「は、はい………。」






私は、近くにあった椅子に腰かけた。




そして、聞いた。






A 「あの、さ……何で、縄外してくれたん…？殺すんやないの……？」




？ 「殺そうと思っとったけど、殺さへんことにした」






そう言ったのは、『お！淳太！目覚ましたで！』と言って部屋に入ってきた人やった。





A 「……………え？」




？ 「Aちゃんが、昔の俺らと同じやったから」

第６話→←第４話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す