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昔はAクラス、Bクラスと言っていたのだがいつの間にか生徒に変わっていたようだ。
「今、S生徒は特別他島渡りしてるからほとんどいないんだけどね。」
そういえば、グローリーもそんなことを言っていた。
「…A生徒ってことはシャルさん結構強いんですね。」
ふとメシアが呟く。
確かに、とヘルトも思った。採点が厳しい上でA生徒なのだから相当の実力者なのだろう。
しかし、シャルは困ったように笑って、
「そうかな。」
と素っ気なく言った。
もしかして何かあるのだろうか？
深入りはしないが、少し気になる。
「まぁ、俺のことはさておき。次は君たちのことを話してもらおうか。ヘルトとメシア？」
「…え？」
今、シャルは確実に自分たちの名を呼んだ。
自己紹介もしていないのに…なぜだ？
不安がうずまき、警戒の体制をとっていると、
「はは、君たち力のこと忘れてない？」
あっ、と声を上げる。
もしかして…
「そう。俺は『観察系統者』。もう君たちを見てから一時間経つよ。」
そんなに長く話し込んでいたのか。全然気が付かなかった。
するとシャルはメシアに目線をやり、言った。
「君は…無価値かな？能力が何も見えなかったけど。」
「…！は、はい…。」
見てわかるように落ち込むメシアに慌てて訂正を入れる。
「あ、別に差別してるわけで言ったわけじゃないよ。むしろ無価値なのにフェスティバルに参加するってことは君は勉学にエントリーするってことだろ？力で勝てないなら学力で勝とうとするってのはいいことだと思うよ。俺の弟にも見習って欲しいくらいだ。」
ということは、
「シャルさんの弟さんって…無価値？」
「そ。毎日毎日『僕は無価値』って落ち込んで挙句の果てにグレて不良少年になったんだ。ま、剣っていう趣味を発見したし、魔法の才能がやばいからねあいつ。学園創立以来の実力者って言われたくらい。だから今はすっごい熱血少年になっちゃってうるさいくらい。あいつ実はS生徒でね。他島に出かける前日まで『憧れの先輩と一緒に出かけられるんだー』ってはしゃいでたなぁ。」
まさかのめちゃくちゃ大物だった。
しかも弟について長々と語るシャルを見ていると、よほど弟が好きなのだろう。
そんなシャルをほのぼのと見つめているとハッと思い出したかのような表情をしたあと、気を取り直すように咳払いを一つ。
「…話戻すけど。」
今度は神妙な顔つきでヘルトを見る。
「君のほうが異常だね。」
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DAU姉妹 - NIT姉貴で作ろうと思ったらその垢で使ってたスマホたんどっか行っちゃった。 (2020年4月13日 9時) (
レス) id: f520619b88 (このIDを非表示/違反報告)
NIT姉貴(プロフ) - とりあえず無地着地できるかどうかが一番の心配である。 (2019年8月8日 11時) (レス) id: 0d6dd62184 (このIDを非表示/違反報告)
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