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ヘルトの言葉に大きく頷いた3人。付いてきな、とでもいうふうに3人とも後ろを振り向き歩いて行く。その後をヘルトは大人しく付いていく。しかし、
(……なんか言ってた方向と逆なんだけど……こっちのほうが早いのかな。)
と、思ったのだが、進むに連れ人の気配も薄れ、薄暗さがより増してきた。
(そういえば、この人たち何かを追いかけていたような気がする。聞いてみよ。)
先程から全く喋らずに黙々と前を歩く3人組に質問しようと言葉を発しようとした。
その時だった。
突如、目の前に黒い影が横切り、何かに腕を掴まれたと思った時にはヘルトは走っていた。それはそれは、とてつもないスピードで。
「え、ちょっと、なになに！？」
訳がわからず、引っ張られるがままに走る走る。
「…」
ヘルトの腕を掴んでいる者は何も言わず、ただ走っていた。
後ろから声がすると同時に複数の足音が聞こえる。
「ねぇ、ちょっ…わっ。」
「しっ…。黙ってて。」
いきなり、曲がり角に飛び込んだと思ったらしゃがみ込みヘルトの口を手で塞ぐ。
いきなりのことでパニック状態になっているヘルト。声を出しそうになったその時。
彼の頬に何かが触れた。くすぐったいと思った時には、心が落ち着いていた。
(なんか…気持ちいい。)
ものすごい足音を立ててすぐそばをあの男達だろう人達がこちらに気づかず通り過ぎていく。
隣の謎の人物はその音に耳を澄ませていたあと、
「もう大丈夫…です。」
と、立ち上がった。声からして女のようだ。
「すみません、いきなり…。」
「いや、大丈夫だよ……。あの、さっきの人達は…？」
男たちが去って行ったであろう方向を見つめながら問う。
「あれは人買いです。このような目立たない場所で主に活動していると聞きました。私も後を追われたのですが…足の速さには自身があるのでなんとか逃げ切れました。」
つまり、あのままあの男たちの後をおとなしくつけていたらヘルトは…。
そう考えると背筋が寒くなる。
「…助けてくれてありがとう！」
「いえ、その……たまたま見かけただけですし…。人としてそれぐらいのことは当たり前…です。」
こうしてマジマジとみてみると、綺麗な青目をしている。手には帽子を持っている。さっき走っていた時には被っていたような気がするが…。隠れているときに外したのだろうか。
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DAU姉妹 - NIT姉貴で作ろうと思ったらその垢で使ってたスマホたんどっか行っちゃった。 (2020年4月13日 9時) (
レス) id: f520619b88 (このIDを非表示/違反報告)
NIT姉貴(プロフ) - とりあえず無地着地できるかどうかが一番の心配である。 (2019年8月8日 11時) (レス) id: 0d6dd62184 (このIDを非表示/違反報告)
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