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たどり着いた先は、広い部屋にドンと大きいデスクが置かれ、いくつか大きめのソファやら、椅子やら、電気やらと、やたらといろんなものがごちゃごちゃおいてあるところだった。
「ちょっとそこで待ってて。…どこやったかなー。」
待機命令を出したあと、ごった返した本や、書類と思われしきものをゴソゴソと漁るグローリーを黙って見つめるメシアと、興味深そうにキョロキョロと部屋を見渡すヘルト。
しばらくして『あったあった。』とお目当ての物を見つけたらしいグローリーが片手に何かを持って戻ってきた。
「はい、て事で今回は試験をします。」
「試験？」
他島に渡るには試験しなければいけないのか…。と思ったヘルトにグローリーは付け加える。
「言っとくけど、実際他島に行けるのは、それなりに腕の立つ冒険者か、仕事の関係上行かなきゃダメなやつぐらいしか行かせちゃダメなんだからね？君たちは特別。試験に合格したら許可をあげよう。」
「え、マジ！？ありがとう！」
心の中で頑固なやつとか、冷たいやつとか言ってすみませんでした、と心の中でひっそり謝っているヘルトの横でメシアが不安そうに聞く。
「それって難しいんじゃ…？」
「大丈夫でしょ。そいつはそれなりの覚悟があって言ってだろうし、生半可な気持ちで行こうとしてるなら、やめられるいい機会だろうし。」
肩をすくめて言う《主》を見て、メシアは思った。
しっかり島の住人を愛し、島の安全を考えるまさしく上に立つべき存在。見た目はこんな子供なのに…(失言)
「その、試験って一体…？」
「はいこれ。」
見せたほうがいいだろうとでもいうふうに2枚の薄い紙を2人に見せる。そこには、
『ギヴ・ライズ学園 フェスティバル参加券』
と書かれた文字。グローリーが紙をひっくり返すと、そこにも小さく文字がある。
『バトルロイヤル形式。
戦闘or勉学
どちらかに印をつけて提出してください』
と書かれている。
…まさか、と思いながらも2人揃って恐る恐るグローリーの表情を見つめて、
「うん、そう。君たち二人にはこれ参加してもらうから。」
途端に凍りつく2人。
「どっちがどっちをやるっていうのは…」
「もちろん君が戦闘。君が勉学。当たり前でしょ。」
戦闘、とヘルトを指さし、勉学、とメシアを指さす。
「そんな急に言われても…」
「え、じゃあやめる？別にいいよ。君はこれまでどおり自由でのびのびと暮らしてね。」
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DAU姉妹 - NIT姉貴で作ろうと思ったらその垢で使ってたスマホたんどっか行っちゃった。 (2020年4月13日 9時) (
レス) id: f520619b88 (このIDを非表示/違反報告)
NIT姉貴(プロフ) - とりあえず無地着地できるかどうかが一番の心配である。 (2019年8月8日 11時) (レス) id: 0d6dd62184 (このIDを非表示/違反報告)
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