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「えっと…ここは…どこだ…？」
初めて来たわけではない…のだが、そこまで地形に詳しいわけではない。
どうやら変な道に足を踏み込んでいたらしい。まだ昼間だというのにどこか薄暗い道だ。なんというか……心細い。
「ひとまずここから出ないと…！」
と言っても、こんなところ通る者などいるのだろうか？
と、その時。ヘルトの前をものすごい速さで駆けていく影を見た…ような気がした。
「あ、ねぇ、ちょっと！」
声をかけようとした時には時すでに遅し。もう姿は見えなくなっていたが、その後を追うように数人の体の大きな男たちが息を切らした状態で現れた。
「…はぁ、逃げられたか」
「速すぎだろ…。何だあのスピード…」
「支援系じゃないか？……だとしてもそれを長時間あの速さを保っているとするなら相当の使い手だが。」
どうやらヘルトの存在には気づいておらず、息を整えながら話し合う。どうやら、さっき見た影について話しているようだ。
とりあえず、ここから出たいので話しかけてみる。
「あの…。」
「あ？…誰だ、お前は。」
疲れているせいなのか、声を荒げられてしまった。怖。
「え、えっと、ここから『ニューマラス』にある店……えぇっと、市場までどうやっていけばいいでしょうか……。」
男たちの謎の威圧によってだんだん声が小さくなってしまう。しかし、どうにか最後まで聞こえたようで、
「……てめぇのいる場所から回れ右して二回目の曲がり角を曲がってそこから三番目の曲がり角を左に行けば出れるはずだ。理解したならとっとと失せな。」
「あ、ありがとうございます！」
割と丁寧に教えてくれた。感謝の言葉を述べ、深々とお辞儀をしたあと後ろを振り向き言われたとおりの道を駆け出そう―――とした時だった。
「待ちな。」
3人目の男に呼び止められ、足を止める。
なんだか眉をひそめこちらをじっと見てくる――が、急に柔らかな表情になりどこか優しい声音で話しかけてきたのだ。
「一人じゃ、また分からなくなる。俺らが案内してやんよ。」
残り二人の男が驚愕した表情で3人目の男を見つめるが、何を理解したのか、同じように優しい表情になった。
「いいんですか？」
別にそこまで方向音痴というわけではないのだが、いつの間にかこんなところに迷い込んでしまうほどだ。案内してもらったほうがいいだろう。
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DAU姉妹 - NIT姉貴で作ろうと思ったらその垢で使ってたスマホたんどっか行っちゃった。 (2020年4月13日 9時) (
レス) id: f520619b88 (このIDを非表示/違反報告)
NIT姉貴(プロフ) - とりあえず無地着地できるかどうかが一番の心配である。 (2019年8月8日 11時) (レス) id: 0d6dd62184 (このIDを非表示/違反報告)
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