ねっちょり系吸血鬼 × 田舎ガール【逆巻ライト】 (ページ17)

今日:3 hit、昨日:12 hit、合計:24,685 hit

16 ページ17

.

変な沈黙が続く

" ボクの好きな子 "

あれってほんまなんかな...

自然と顔に熱が籠り出す

私は悔しいけど、コイツが好きやと思う

だって私にやってることを他の子ともやってるって思ったら嫌やなって思うし、

それやったら私だけにしたらええのにって思うから

ライトくんを独り占めしたい。

なんて柄にも無い事を思ってしもた

「ねえ。Aちゃん」

沈黙を破ったんはライトくんやった

『な、なに？』

「ボクはね。キミが好きだよ」

『えっ？！？！？！』

唐突の告白に思わず声が裏返った

「シュウに触られてるの見て、嫉妬した」

「ボクの方からAちゃんに好きだって言うなんて想定外だったんだけど」

「これ以上キミを野放しにしておけない」

「Aちゃんの顔も、田舎臭い訛りも」

「声も、髪も、カラダも、全部好きだよ」

そう言うて、少し困った顔でへらりと笑った

『...言うことも全部ねっちょりしすぎやわ......』

「Aちゃんは？ボクの事好き？」

にまにまして聞いてくる

『わかっとるくせに』

「ちゃんと言葉にしてくれないとわからないよ。んふ」

ぐっと顔が近くなる

綺麗な緑色の瞳が私を捉えて離さない

『私も、好きやで』

「っ//方言って最高」

どさっとベッドに押し倒される

『ちょ、ライトく...』

「今日からキミは本格的にボクのだ。絶対に離さない。嫌だって言ったって逃がさないよ」

チュッ

ライトくんがキスを落とす

『私かて、離しちゃらんもん...』

今度は私からライトくんにキスをした

「Aちゃんのデレ...。可愛い」

『っあ、ライトくん...ゃっ』

チュッ、クチュ

さっきまでシュウさんに弄られてた耳にライトくんは厭らしくリップ音を立ててキスをする

「ねえ、イイこと......シよ？」

『......しゃあなしやで』

苦手やったねっちょり系吸血鬼は

本日をもって私の大切な人になった。

end...