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『ら、ライトくん...』


「シュウ。離せよ」




いつもと声色が違う


言葉遣いもいつもより乱暴に感じる




「お前さ、コイツとどんな関係?」


『え』




シュウさんに尋ねられ、ふと思う




確かに私らって


ただのクラスメイトであって




恋人とかではない




ライトくんが血を欲しがれば


しゃあないな、と差し出す私





「付き合ってんの?」


「そんなのお前には関係ない」


「罰、だな。じゃあコイツが誰とドンナコトをしてもお前には関係ない」




刹那




カプッ




『ぃ、あっ...』




耳を甘噛みされて思わず声を漏らす




「アンタ、耳弱いんだ」


『あ、やだっ......んん』




ライトくんが見てるのに


こんな姿、見られたくないのに




踠いてシュウさんから離れようとすると


逃すまいと後ろから私の腰を抱き寄せて、片手で私の両手を拘束した




「ほら。お前の好きなライトくんがお前の厭らしい顔と声を感じたいって」




ぐっと顎を掴まれ正面を向けさせられる




自然にライトくんと目が合った




「Aちゃん。シュウに侵されて気持ちいいの?」


『っちが...っぁ』




否定しようとするも


首筋を舐められまた声が漏れる




嫌やのに




ライトくんの視線が痛い




恥ずかしい




顔に熱が籠る




「ほんとに、とんだビッチだね」




ライトくんはクスクスと笑い
そのせいで余計に恥ずかしさが増す




チュッ、チュ




『ぁ、ふ...あっ』




それでもシュウさんは


首筋への愛 撫をやめへん




「お前の乱 れた姿でライトが興奮してる。
もっと見せてやれよ」




プツッ




ブラウスのボタンがひとつ外れる




『やっ、やめてシュウさ...「はいストーップ」え?』




ふたつめのボタンに手をかけたところでライトくんは止めた




「ボクの好きな子に手を出すのはそこで終わり。さ、返して」


「......はあ」




シュウさんは溜息を一つ吐いて、私の拘束を解いてベッドから降りた




「疲れた。別の場所へ行く」


『えっ』




シュウさんはドアの前でピタリと足を止めた




「これ以上周りを巻き込むな」




そう言うて出て行ってしまった




「なんだかんだでボク達のこと気にかけてくれてたみたいだね。んふ」


『よおわからんけど、ええ人なんか...?』




いや。んなわけない。
あんなことされたんやから。




頭の中で否定する




静かな保健室にライトくんと2人きりになった




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設定タグ:DIABOLIKLOVERS , 逆巻ライト   
作品ジャンル:恋愛
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ラブ - もう///かわいんだからライトくん/// (2023年1月12日 18時) (レス) @page19 id: 61db7e24bc (このIDを非表示/違反報告)
*SSU*(元SM) - 何回も見返しちゃった!(^ж^) (2020年4月23日 23時) (レス) id: b6be28c7e2 (このIDを非表示/違反報告)
nekomaru0722(プロフ) - ちょっと恥ずかしくなっちゃった笑いいわー (2020年4月19日 20時) (レス) id: bec258e133 (このIDを非表示/違反報告)
SM  - とってもいい! (2020年4月12日 8時) (レス) id: b6be28c7e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たそ | 作成日時:2019年7月28日 14時

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