ねっちょり系吸血鬼 × 田舎ガール【逆巻ライト】

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初めて吸血された日から




ライトくんは来る日も来る日も


私に吸血させろと強請ってきた




お陰で私は来る日も来る日も


軽い貧血になって保健室の常連や




ほんで今日も保健室へ




『先生〜。ベッド借りんで...っておらんし』




先生の机には


不在を示す置き手紙があった




勝手に寝ちゃろ




『さ、おやすみ...って』




靴を脱いで、布団を軽く捲ったら




なんかおる？！？！？！？！




クリーム色が現れた。




私はいそいそと布団を掛け直そうとしたその時




ぐっとそれに腕を引かれてそのまま布団の中へ引きずりこまれる




あかん。死 ぬ。




死に備えて目を瞑る




「アンタもサボり？」




なんか聞き覚えのある声やな




ゆっくりと目を開けると




『あ、シュウさん』




私の腕を引いたのは


私の中の悪の根源のお兄さんのシュウさんやった




「なんかアンタ、痩けたな」


『シュウさんとこの厄介モンにやられっぱなしでこのザマですよ』


「ふーん」




と、あることに気づく




『一緒の布団はあかんやろ！！！！！』




ガバッと起き上がり


布団から出ようとする




「五月蝿い。丁度いいや。
アンタ、抱き枕の代わりってことで」


『わっ、ちょっと』




そしてまた腕を引かれて布団の中へ引きずりこまれる




そのままギュッと抱きしめられ身動きがとれなくなった




これはあかん。




あ、めっちゃええ匂いする。




ってちゃう！！！！！




『シュウさん、離してっ』


「なんで？」


『なんでって...』




シャッ




不意にカーテンが開く




『あっ』




そこに居たのは




「何やってんの？シュウ」




苛立ちをもろに顔に出してるライトくんがおった




あれ、デジャヴ？




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