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『お邪魔します...』
「Aちゃん、おはよう」
『ユイちゃん?!』
車に乗って早々吃驚した
なんでユイちゃんがおるねん?!
「お前、チチナシの連れの田舎モンじゃねーか」
「ああ。田舎から来たとかいう...
確かに田舎臭い女ですね。ねえ、テディ」
『なっ』
この2人めちゃくちゃ失礼すぎ草
「ふたりとも!...ごめんね、Aちゃん」
ユイちゃんが謝ってくるもんやから
私は気にしてないよと手を振った
「Aちゃん、おはよ」
『ライトくん!ありがとう、車乗せてもろて」
「いいんだよ。こっちおいで」
ライトくんは隣の席をポンポンと叩いた
ほんまはユイちゃんの隣がよかったけど
アヤトくんとカナトくんが座ってるし
大人しくライトくんの隣にお邪魔した
同時に
ぎゅっと手を握られる
『なっ、なに?』
「こんなに手冷たくなっちゃって。
ボクが暖めてあげる。んふ」
『アンタ、元々手冷たいやんけ...』
私の言うたことを気にもとめず
ライトくんは暫く私の手を握ってた
「あー。Aちゃんから
すっごくいい匂いがする」
『っ、ライトくん近いっ』
「ええー。いいじゃない。アンナコトした仲なのに。んふ」
『あんなことて、変な言い方せんとって』
グイグイとライトくんを押すけれど
全く動かず、寧ろ近付いてくる一方
「ねえ、ちょっとだけ。ダメ?」
『あかん!皆おるもん!』
「皆居なかったらいいの?んふ」
『ちゃうわ!...っん』
首筋にライトくんの息がかかってこしょばい
「全く、こんな場所で破廉恥な。
ライト。場所を弁えなさい」
「えー。レイジのケチ」
「ケチではありません。さあ、学校に着きましたよ」
助かった。
とりあえず眼鏡の...レイジさん?に
車乗せてもろたお礼言うとこ
『あの、乗せてくれてありがとうございました』
「ああ。貴女を乗せるように言ったのは私ではなくライトですから、私は関係ありません」
では、と
さっさと校舎へ入っていくレイジさん
後々聞いた話によると、
ユイちゃんは訳あって逆巻家にお邪魔してるらしい
若いのに大変だな、としみじみ思った
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ラブ - もう///かわいんだからライトくん/// (2023年1月12日 18時) (レス) @page19 id: 61db7e24bc (このIDを非表示/違反報告)
*SSU*(元SM) - 何回も見返しちゃった!(^ж^) (2020年4月23日 23時) (レス) id: b6be28c7e2 (このIDを非表示/違反報告)
nekomaru0722(プロフ) - ちょっと恥ずかしくなっちゃった笑いいわー (2020年4月19日 20時) (レス) id: bec258e133 (このIDを非表示/違反報告)
SM - とってもいい! (2020年4月12日 8時) (レス) id: b6be28c7e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たそ | 作成日時:2019年7月28日 14時