第38話 ページ4
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no side
「…久しぶりだね」
「…ッ」
もう会えないと絶望した親友の姿を認め、少女は声も出ず涙を流した。
「あや…の…っ」
恐る恐る、親友に近づき、その頰に触れる。
「ほ、本当に、文乃なの…?」
「そうだよ。私もカゲロウデイズの中にいるから」
それを聞いた途端、少女は思い切り親友に抱きついた。
それを受け止め、親友は優しく少女を撫でた。
「会いたかった…!も、もう、会えないって思ってたから…」
「ごめんね…」
その様子を、幼なじみも微笑んで見守っている。
「___あのね、A。ここから出られるのはAか陵くんのどちらかなの」
その言葉に、少女はこくりと頷く。
「私もAに戻って欲しい」
その言葉に、少女は再び目を見開いた。
「…あの子たちをお願い。そして、どうか…この‘‘不幸’’の連鎖を、止めて…」
そう言う親友の顔に何を読み取ったのか、少女は涙を拭き、顔を上げて言った。
「文乃の代わりにはなれないかもしれない。でも、でも…
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_______私が、あの子たちを守る」
その目に宿るは希望か、決意か____
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mo-ta(プロフ) - いーのOK。さん» ありがとう!体育祭も頑張って更新しようかな、と思います!夏休み中は難しいけど…これからもよろしくね! (2015年8月28日 18時) (レス) id: 72a1685541 (このIDを非表示/違反報告)
いーのOK。 - mo-taさん» 採用ありがと!読みましたよ〜 ちょっとドキドキした (2015年8月28日 14時) (レス) id: 83bbc2451d (このIDを非表示/違反報告)
ストロベリーラヴ(プロフ) - mo-taさん» 第1回メカクシ体育会せーへんの?50m走とか玉入れとか騎馬戦ネタけっこう面白そうやけどなぁ (2015年8月27日 22時) (レス) id: 732b4a608e (このIDを非表示/違反報告)
mo-ta(プロフ) - ストロベリーラヴさん» まじか!wwありがとうヽ(*^ω^*)ノ体育祭はネタというか…ちょっとむずい←本編に戻るかも (2015年8月27日 22時) (レス) id: 72a1685541 (このIDを非表示/違反報告)
ストロベリーラヴ(プロフ) - mo-taさん» おっ、お化け屋敷もなかなか… (2015年8月27日 22時) (レス) id: 732b4a608e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mo-ta | 作成日時:2015年8月13日 14時