▽74話▼ ページ14
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ズルイズルイ。
その質問は、ズルイって。
A「…っ」
嫌いなわけ、ないんだから。
むしろ好きで、あなたのことが好きで
意識して上手く話せないから、困ってるのに。
でもそんな事やっぱり言えないから
どうしよう…と困惑状態に陥る。
すると、俯いた相葉くんの茶色い前髪がふわって揺れて
はぁっ…っていう、溜息が聞こえた。
雅紀「あーもう」
え？って思わず顔を上げると
相葉くんが、とんでもなく男の子の顔をしていて。
それが近づいてくるから
心臓のバクバクで胸が壊れそう。
A「え、待って近っ…」
雅紀「今から俺、キスする」
A「はぁ！？///」
雅紀「嫌なら引っ叩いて、逃げていいよ」
何を言いだすかと思ったら、とんでもないことを言う相葉くん。
しかも、やるのは決定済み。
冗談って一瞬思ったけど
彼の目は、それが本気だってことを物語っていた。
雅紀「もし逃げなかったら、俺のこと嫌いじゃないって勝手に受け取るから」
A「え、ちょ…」
雅紀「ほんでもって、この前のも嫌じゃなかったんだって、認識するから」
A「待っ…」
雅紀「もう待たない！俺、せっかちなの。Aが素直じゃないのが悪い」
な、んも言えない…
素直じゃないのは、自分が一番わかってる。
どうしよ、突き飛ばせるわけないし…
ていうか、あたしが相葉くんのこと嫌いだって
勘違いされるのは、嫌。
……覚悟、決めなきゃなのか。
そう思ってギュッと目を閉じる。
A「…」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ…
雅紀「…」
けど、暫く何も起きない。
雅紀「いくよ？」
A「…」
雅紀「…いっちゃうよ？」
A「…ん」
雅紀「…本当にいくよ？」
A「あーもう！いくならいっそ、ひと思いにやってよ！！」
雅紀「え？…」
…あっ。
ドキドキに耐えきれず、思わず余計なことを口走ってしまって
すぐさまそれを、後悔する。
この時ほど、出た言葉を取り消せたらと
そう願った瞬間はない。
A「…ちょっと待って、今のなし…」
雅紀「ダメ無理。…へへっ」
顔が真っ赤であろう、あたしとは対照的に
嬉しそうに顔を綻ばせる相葉くん。
さっきまでとは違って柔らかい表情に
きゅーん、と胸が高鳴る。
あぁもう…可愛い。好き。
雅紀「じゃ、遠慮なく」
そう思ったのと同時に
唇がゆっくりと、重なった。
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えり(プロフ) - 一章からドキドキしながら読み続けてます！ここに来てこの展開！！えぇぇ(°_°)と1人ハラハラしております！波乱の四章に突入してきます！ (2018年2月8日 7時) (
レス) id: faf246fb32 (このIDを非表示/違反報告)
爽歌。(プロフ) - の ー こ め ん と 。さん» のこ、めちゃ大混乱してる(笑) コメントありがとうです(*´-`) 波乱の4章は私も書くの辛い気が今からしてるけど、頑張ります( `-´ )！ (2018年1月16日 13時) (レス) id: d4bdd8a01b (このIDを非表示/違反報告)
の ー こ め ん と 。(プロフ) - うぇっ！？ちょっと！さややーん！！！ちょ、えーーー…(大混乱) 途中からスクロールするの辛くなったよ…(´･ω･`) そっか、ミナちゃん…好きになってしまったかぁ…！混乱しすぎて言葉が出ない← そして、波乱な予感の第4章…！楽しみにしてますよヽ(´ー｀)ノ☆ミ (2018年1月15日 22時) (レス) id: 5465b9f03e (このIDを非表示/違反報告)
爽歌。(プロフ) - の ー こ め ん と 。さん» のこ〜(〃▽〃)！あけましておめでとうございます、今年もよろしくです(*^ω^*) ひゃあ…恥ずかしい…(笑) そう言っていただけて嬉しいです(*´-`) いつもありがとうございます(*´∀`)♪ (2018年1月3日 12時) (レス) id: d17e2cbc48 (このIDを非表示/違反報告)
の ー こ め ん と 。(プロフ) - そして明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 お正月から暇人の私はさややーんの作品を読み返しております〜(￣ω￣) やっぱ、さややーんの作品最高です(*´艸｀) (2018年1月2日 22時) (レス) id: 5465b9f03e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爽歌。
| 作成日時：2017年12月31日 15時
