34 ページ34
「 え!?ちょ、藍!? 」
急に泣き出した藍。
それはもうボロボロと。
「 ちょ、どうしたのよ!え、もう、え!? 」
藍の泣く姿なんて久しぶりで、
わたしの慌てっぷりは半端なく。
どうしたらいいか、あたふたしていると、
「 失礼しまーす 」
「 おーいAー見舞いーって 」
「 あちゃー 」
ノックもせず入ってきた3バカに今日ほど殺意を覚えた日はないだろう。
「 とりあえず、出ろ 」
「「「 はい 」」」
.
.
.
「 落ち着いた? 」
「 ごめんなさい 」
シュンと俯いた藍はいつものような高飛車感はなく
ただの15歳の女の子だった。
「 ふふ、いいのよ。藍が泣くなんて久しぶりでびっくりしたけどね 」
「 ………ったの 」
「 ん? 」
「 嬉しかったの、姉さんが家族って言ってくれて。私、姉さんに嫌われてると思ってたから 」
.
.
.
「 きらいだったよ 」
.
239人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ごん(プロフ) - めちゃくちゃ感情移入します!(o^^o)迅さんとの絡み好きです!イチャイチャしてほしい!頑張れ迅さん!笑 (2018年11月28日 13時) (レス) id: fb3f086185 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もも x他1人 | 作成日時:2018年11月18日 19時