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部屋を出るとあいりが心配そうに待っていた。
あなた： ごめんねあいり。待たせちゃって。
あいり： それは全然良いけど、大倉くんなんて？
あなた： なんかただ今日は来てくれてありがとうって言われただけ。
あいり： 絶対嘘や。そんなんで呼ばへんやろ。
あなた： ちょっとここでは言えへんから後で詳しく言う。
あいり： 分かった。けどまじびっくりしたよな。大倉くんに呼ばれるなんて。
あなた： うん。ほんまにびっくり…
話しながら局を出て、駅まで向かった。
駅に着き大倉くんとのやり取りをあいりに話す。
あいり： これさ、普通に考えてヤバイよな。 芸能人の連絡先知ってるとか。
あなた： ヤバイとかで済ませられへん。もしこの事が他の誰かに知られて
その人が週刊誌とかに言ったら大倉くんとエイトのみんなの頑張りが無駄になる。
あいり： エイトだけじゃなくて、Aの将来にも関わるで。
あなた： これ、捨てるべきよな。
あいり： でも大倉くんの気持ち考えると連絡してあげて欲しいとも思う。
あなた： 私も連絡したい。 でも怖い。
ねぇ、どうしたらいいの。
あいり： A、 私は絶対この事誰にも話さへん。
だからAも私以外に誰にも話したらあかん。
大倉くんは返事待ってると思うから家帰ったら連絡してあげて。
あなた： あいり…ありがとう。 連絡する。
どうしたらいいのか分からなくて怖かった。現実だと思えなかった。
いつものように夢なんじゃないかって。相手は芸能人。いつ大変なことになるか分からない。
それでもずっと大好きだった人。
私は連絡をしてみることに決めた。
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作者名：りあ | 作成日時：2019年5月29日 6時
