天然すぎる君が好き【天然コンビ】＜完結＞ (ページ18)

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18.まるで新婚さんなページ18

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「相葉ちゃん、起きた？」

昼からの講義もサボっちゃおかなとか思って

のんびり寝坊して起きてきたら

大ちゃんが、一人で台所に立っていた。

「大ちゃん！おはよ♪」

思いがけないラッキーに、一気に目が覚めた。

「もうすぐお昼だよ？」

くすくす笑ってる大ちゃんはエプロン姿。

それが『新婚の奥さま』感がハンパなくて、涙が出そうなくらい可愛かった。

「何してるの？」

「魚もらったからさばいてる」

「いつも思うけど、魚さばけるのすごいね！」

「煮つけにするから、夜食べれるよ？」

「ホント？じゃあ、学校もバイトも休む！」

「えー」

眉毛をへにゃってハの字にして、困ったように笑う。

そんな君も大好き。

「大ちゃんの手料理を食べる方が大事だもん！」

「もー」

「いいの♪いいの♪」

「んふふ
　そんなこと言われちゃ、頑張らなくちゃダメじゃん」

俺のサボリを咎めることなんてしないで、

魚に集中し始めた大ちゃんの背中を、一番近いトコで見たくなって

寝癖くっつけたスウェット姿のまんま、ダイニングテーブルに落ち着いた。

二人だけの時間。

なんか特別な会話するわけじゃないけれど

こうして二人でいるっていうだけで、フアフアな気持ちになってくる。

どうして男なのかとか

どうして大ちゃんなのかとか

そういうの関係なくなっちゃったのは、仕方ないよなって思う。

そういう人なの、大ちゃんは。(断言)

「うんうん」って一人で納得してる俺に

時々くるりと振り返る大ちゃんは、にこにこフワフワな笑顔。

マジ天使……/// マジ女神……///

本日も「大ちゃん大好き」のログインポイントが累積されちゃうわけです。

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