Blue Ocean ～青色王子に夢中～２ (ページ4)

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すきやき３ページ4

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２４時間空いているスーパーに寄って、残りの食材をカートに放り込んでいく。

深夜すぎの店内。

必然的に買い出しに来るはめになった俺と、酒担当と言い出したリーダーの二人。

レジ打ちの店員以外いない店内を、遠慮がちな音楽とカートがたてるガラガラという音だけが響いていた。

「こんだけありゃ～いい？」

店に入るなり、食材など見向きもせずに酒コーナーに行ってしまっていたリーダーが、両手いっぱいにビールやら日本酒やらを抱えていた。

「カゴくらい持ってけばいいのに」

落とさないように、一つ一つ受け取っていたら、

「忘れてた」

と笑って済まされた。

カートに全部の酒を入れ終わったら、もう満足したというように、おとなしく俺とカートの後についてくる。

「なんか欲しいもんある？ついでに買うけど」

「新しいルアー」

無言で、ふざけんなって睨んでやる。

「じゃあ新しい竿」

「…………」

「船でもいいぞ」

「リーダー」

「んふふ～♪」

何が原因なのかわからないけど、

「結構楽しんでるでしょ？あんた」

「ん～？」

やっぱり。

「松潤のすきやき♪」

そんなに食べたかったなんて、初耳だよ？