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毒舌執事のとある出来事５ ページ26
いつの間にしていたのか、彼の耳から白いヘッドフォンが垂れ下がっていました。
「失礼ですが」
「………」
全く反応なし。
「あの、榎本さん」
「………」
反応なし。
困りました。
いや、しかし、わたくしは何故彼に話かけているのでしょうか。
そんな自分にも気づいて、戸惑っておりましたら、
トントン！
いきなり後ろから手が伸びてきて、青砥さんが彼の肩を叩いていました。
「榎本さん！」
「？」
ようやく気づいて、わたくしに向けられた視線。
ドキッ
(え？ドキッ？)
あまり度がきつくはなさそうな眼鏡のグラス越しに、とても澄んだ瞳を見つけてしまいました。
まっすぐに向けられた視線に、あろうことか言葉を失ったのでございます。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：たると
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/tarutolist/
作成日時：2012年5月30日 21時
