Blue Ocean ～青色王子に夢中～ (ページ8)

今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:216,887 hit

ヒマワリの恋８ページ8

「だから、上から見て、相葉ちゃん探したんだ」

「やっぱり、迎えにきてくれたんだね」

「あのまんまだと、相葉ちゃんのミイラができそうだった」

「うえ～～～～超ヤバい！」

「ホントだよ」

「ありがと！リーダー！優しいな～！大好きだよ～！！」

軽い言葉に密かに《本音》を乗せて、オーバーリアクションでそれを隠す。

「俺も大好き」

聞こえてきた言葉に、ドキリとする。

いつもの仲良しコミュニケーションの会話、なのに。

笑いかける君の笑顔が、とてもポカポカで太陽みたいで。

心臓が思い出したようにドキドキしはじめる。

「いこう」

立ち上がるリーダー。

ハッとして、その場から走り出す。

小さく向こうに見えるロケバスから、慌てたスタッフがこちらに走ってくるのが見えた。

そっと隣に並んで君をみた。

「楽しかったね」

「うん」

「また来よう」

「え～～っ！また俺迷っちゃうよ～」

「一緒に入ればいいじゃんか」

「え・・・？」

「今度は置いてくなよ」

「う、うん！」

ふわふわ。

君の笑顔に俺は舞い上がる。

俺の気持ちは花開く。

キュッと手を繋いだ。

久しぶりに、君の手を。

いつもメンバーの誰かが先にさらってしまう君の隣、君の手。

ドキドキしながら、君を見た。